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No side
禰豆子の声も届かず
グオオオォと叫び声禰豆子の肩を爪で削る
禰豆子「!!」
ブンッと禰豆子を放り投げようとする炭治郎
それを必死に止める善逸と伊之助
善逸「炭治郎やめろーっ!禰豆子ちゃんだぞ!元に戻ってる、人間に戻ってる!こんな事したら死んじゃうよ!お兄ちゃんって呼んでるだろ!」
炭治郎「グワウッ」
伊之助「やめろーっ!」
バシンっと炭治郎の頭を叩く伊之助
被り物から溢れ出る涙
伊之助「ガーガー言うな!禰豆子に怪我とかさせんじゃねぇ!お前そんか...そんな奴じゃないだろ!あんなに優しかったのに...!元の炭治郎に戻れよォオオ!」
炭治郎「ガァッ!」
ドンッと鬼舞辻の使っていた
衝撃波を放つ炭治郎
その衝撃で飛ばされる伊之助、善逸、冨岡
禰豆子もしがみついて衝撃波に耐える
伊之助は瓦礫に突っ込み、善逸は隠に支えられる
冨岡は刀を握ったまま壁に背を付ける
炭治郎の背中からは鬼舞辻と同じ触手が出る
禰豆子「お兄ちゃん負けないで、お兄ちゃん...!」
炭治郎「ハァ、ハァ」
禰豆子「ダメ!」
善逸に向かって触手が飛んでいく
冨岡は必死に踏み込み技で弾く
冨岡「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮!(禰豆子を噛んだ!血の味を覚えてしまった、もうお終いだ...!早く!早く炭治郎を殺さなければ、人を殺す前に。だが...日光も赫い日輪刀も炭治郎には効かない。殺す方法がない...!)」
炭治郎「キキキ」
冨岡「!!」
禰豆子「誰も殺さないで!お兄ちゃんお願い!!やめて!」
咄嗟に炭治郎の口元に手を出す禰豆子
そのお陰で軌道がはずれる
善逸「わああ禰豆子ちゃん!」
しかし禰豆子の手はボロボロになってしまった
それでもなお進み続ける炭治郎
禰豆子「だめ!もう今のやったらだめ!」
善逸「嫌だ嫌だ禰豆子ちゃん離れて!炭治郎やめてくれ頼む!」
伊之助「たん、じろ...ねず...」
殺す方法がない以上
誰も炭治郎を止められない
しかし冨岡はあることに気づく
冨岡「(何故禰豆子を殺さない?血の滴る食い物が目の前にあると言うのに、先刻の攻撃は何故逸れた?抗ってるのか炭治郎、お前も。炭治郎の自我を取り戻す事ができれば...!しかし、そんな奇跡が容易く起こせるのか、俺に...!)」
そしてそれを影で見ていた人影が一人
愈史郎「(まずいまずい、何て事だ...!)」
日が昇り近づけなくなった愈史郎だった
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メア様推しの人 - これって現在パロ?てないんですか? (6月2日 16時) (レス) @page45 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - たまたま見つけたお話でこんなに泣くとは思いませんでした!素敵な作品でとっても感動しました。続編見てきます! (5月23日 19時) (レス) @page45 id: 87b97eb6cb (このIDを非表示/違反報告)
らら - ほんっとに小説で泣けない私なのにぼろなきしちゃうくらい素晴らしい作品をありがとうです!!今から全力で現代読んできます!! (2022年1月1日 16時) (レス) @page45 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ミラー☆さん» ミラー☆様!わぁぁぁ!ありがとうございます!手紙のところは私なりに力を入れた部分なので、そう言っていただけて本当嬉しいです!🙏✨こちらこそ、一章から九章まで読んでくださり、ありがとうございます! (2021年9月28日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 凛華さん» 凛華様!ほっ、本当ですか…!?めちゃくちゃ嬉しいです…😭そう言って頂き、本当にありがとうございます! (2021年9月28日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2021年2月13日 23時