聖闘士星矢secandシリーズ短編集 (ページ26)

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狼男子？デフテロスページ26

私にはどうしても彼は動物に見えてしまう

獲物を狩るような目

今にも噛み付きそうな牙

人を寄せ付けまいとするオーラ

一人を好む性格

そう、それはまるで狼だ

「何をしている」

いつものように話しかけてくる

この人が冷たくなったのはあいつらのせいだ

デフテロスは、悪くないのに

修行もさせてくれない

見せてもくれない

だから孤独になってしまった

そんな彼の隙間に入ることができたのは

兄だけ

兄が双子座の聖衣を纏うようになると

彼も兄の宮で暮らすようになった

だからほとんど会えない

しかし、彼を守る兄はもういない

彼もどこえいったのかわからない

私も孤独だった

彼に会うだけでいじめられるようになった

なぜ、彼に会うだけでここまでされなければいけないのかわからない

そんなある日だった

いつものようにイジメられてた私

その前に人前には姿を表すことがない彼がたっていた

双子座の聖衣をまとった彼がいた

「騒がしいと思えばこれか……」

「デフテロス！貴様は、ノコノコ帰ってきおって！兄の聖衣を奪って満足か！」

「笑止、、、貴様らのように努力もせずに聖衣も纏うことかないようなものには言われたくない言葉だな､俺は、今さっき教皇との話を終え
帰る所だったが……そいつを連れていくことにする」

いきなりの発言に動きが止まる

「こい､聖戦は近いこんな奴らでは話にならん」

「なんだとー？」

「「デフテロスを殺れ!!」」

『デフテロス!!』

そう叫ぶと同時にデフテロスかかっていったものたちはその場に倒れていた

その騒ぎに駆けつけたのはシオン

第一宮なため、すぐに来れた

「なんの騒ぎだ？」

「デフテロスが……」

「デフテロスが？」

「デフテロス!!」

「シオンか、コイツを連れて、カノン島にいる、ようがあればこい､」

コスモを増大させ

異空間を作るデフテロス

「しばしの別れだシオン」

そう言うと異空間に飲まれていった

「私からアテナに伝えておくぞ、デフテロス」

『ここがカノン島？』

「そうだ、これでお前を傷つけるものはいない｡ゆっくり羽を伸ばせ､その傷を……」

『デフテロスっ！』

名前を軽く呼ぶと

抱きしめてくれた

強く

力強く抱きしめてくれた

『大好き､デフテロス』

「知っている。俺もだ」

深い噛み付くようなキスをした