2年後

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『はー…』


＞＞すんごい落ち込んでるじゃん
＞まぁでもここまでくると落胆するのは、ね
＞＞夜本頑張ってんで
＞＞最初より全然動けてる
＞＞よく考えたら苦手なことずっと頑張ってやってるんだよね？すごくね
＞＞渋ハルすげー



『…』


「やもっちゃん？」


『ハルくん』


「ん？」


＞＞こえが、やさ、すぃ
＞＞て、てぇてぇの予感…


『お願いがあります』


「は、はい、え？」


＞＞急にマジのトーンじゃんか
＞＞どうしたどうした
＞＞渋ハルくん困惑してるw


『私主人公なりたい』


「…ん？」


＞＞え
＞＞主人公、え？
＞＞おっ、とぉ？？


『ここまで下手くそなのみんなにめっっっちゃ見せてきた。いや見せたくて見せてるわけじゃないけど』


「お、おぅ…？」


＞＞草
＞＞マジな話なんだろうけど、ごめん笑った
＞＞ごめん、見てたわ全力で
＞＞腹筋割れそうなくらい笑ったわ


『…私エペガチります』


「お」


＞＞おおおおおおおおおお！！？！？
＞＞ガチるって、え、
＞＞エペに浸る？？


『うん、エペ浸る。エペやりまくる

んでお時間ある時でいいんで、エペ教えてくださいお願いしますお願いします』


「急に早口なるじゃんw」


＞＞そんな簡単には上手くなれないぞ
＞＞がんばってんの知ってるけど、夜本そんな時間とれるんか、？
＞＞普段忙しいのに


『うん。そんな簡単に上手くなれたらこんな苦しんでないよ。甘くは見とらん。でも上手くなりたい。から、お時間ある時でいいので、お願いします！！！面倒見てください！！』


＞＞いやどんなお願いの仕方よ
＞＞真剣なのはわかるんだけどさw
＞＞面倒見てくださいは草すぎる
＞＞そーゆー真面目なとこ大丈夫
＞＞努力家だね、すき


「ww全然いいよw」


『は、ほんと？』


「え？」


『え？』


＞＞いや頼んだのだれ！！！！
＞＞頼んだ側が困惑してどうする
＞＞これは新たなコンビ生まれますか！！？師弟関係ですか！！！！？！？


「がんばりたいんでしょ？いいよ、協力する」


『ほんと？…ほんとにいいの？』


「いいってwやもっちゃんセンスが無いとか言ってたけどそんなことないと思うよ？w前より上手くなってるし、全然上手くなれると思う」


『ほんとに？ほんとに？私下手くそだよ、大変だよ、絶対』


＞＞声よわよわ夜本すきだ〜〜〜
＞＞ぐぅ…かわぃぃ
＞＞渋ハルさんうちの子をお願いします
＞＞灯りに夜本の母いる？

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