愛情3杯 ページ3
志「お待たせー紅茶なんとなくで淹れてきたけど平気?」
坂「わー!コーラ!!コーラ!!」
パッと手を離してさっきの純粋さに戻った坂田…さん
『っあ、ありがとう…ございます』
未だに頭が追い付いてなくて反応が遅れてしまった
坂「ふふっ思ってたよりピュアやんな」
『っ!』
ボソッと呟かれて顔がひきつる
………図星だ。
私が今まで手を出した人達は
"優しい"愛し方の人ばっかりだった。
さっきの坂田さんみたいな"甘い"愛はもらったことない。
知らない。
なんで、ばれたの。
しかもさっき会ったばかりの人なのに。
なんで、どうして、
坂「………」
志「そういえば名前聞いてなかったなぁ、何て言うん?俺は志麻」
坂「僕は坂田!」
『えっと……し、篠原…A……です』
坂「Aちゃんって言うん!……もっと仲良うなりたいなぁ…、せや!連絡先交換しよや!!な!まーしぃ!」
絶対ちがう。
仲良くなりたいとかそんな単純な理由じゃないでしょう?
志「おー、ええんちゃう?Aちゃんもな、これもなんかの縁やし」
『っは、はい…』
隣で坂田さんが黒い笑顔をしてるのに
断れるわけがない
こわい。
坂「あ!!ほんならさ!うらさんとセンラにも紹介しよーや!!」
志「ええやん!!うらさんとセンラくん今近くにおるっぽいし迎えにいってくるわ!」
『えっ!?』
志「?、ど、どした?」
『え、あ、……な、なんでもない…です』
嘘でしょ嘘でしょ
このタイミングで坂田さんと二人になりたくない
さすがに私も行きますは不自然すぎるし
志「困ったことあったら坂田に言ってなー!いってきまーす」
坂「いってらー!!」
その坂田さんに困ってるのに…!!
ま、まずい……トイレに行くフリする…?
いやでも………あんまり時間稼げないし……
なんて思ってたら頬に手触れて
『っひ…!』
ゆっくり坂田さんの方に向かされた
坂「そんな怯えんでもええやーん」
『っは、はなして…!』
坂「愛してほしくないん?」
その言葉に少しムッときて坂田さんの手をどけて
ソファーの端まで逃げる
『、そ、そんなの…そんなの私の知ってる愛じゃない!!』
少し震えながら睨み付けてみても怖くないらしく
平然とした顔で目をぱちくりさせたあと微笑んできた
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2023年2月23日 23時) (レス) @page44 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - 夢女子S氏さん» わぁぁ、!!!ありがとうございます!!!! (2021年8月19日 12時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 最高ですっっ!! (2021年8月17日 10時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - うささん» はじめましてー!!ありがとうございます!がんばります!!! (2021年5月28日 23時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - leinさん» 初コメありがとうございますー!!!こたぬきさんを他の皆さんにときめかせることが出来て嬉しいです!!!!めっちゃありがとうございます!!(?)更新がんばります!!!! (2020年11月8日 14時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひとしずく x他1人 | 作成日時:2019年11月25日 19時