( 続 ) 温 度 差 ℃ ___ Reo . S

99℃ ページ49

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沢山の愛を受け止めて

甘い余韻に浸る、幸せな時間が好き

優しく髪を撫でてくれる手も好き





玲於「 … あぁもう。A結婚しよ 」


「 え、する。お嫁にして玲於くん 」


玲於「 結婚したら毎日一緒にいれんのになー 」


「 ふふ、そんなこと言って … まだ駄目でしょ？」






私たち付き合ってまだ1年経ってないし

それに私も社会人としてまだまだ
お嫁さんに行く花嫁修行もしてないし

玲於くんだって、簡単に結婚出来るような相手じゃないし


これから先どんな試練があるかなんて、想像もつかないくらい







玲於「 … じゃあさ、俺の婚約者(フィアンセ)。どう？」


「 そんな簡単に約束して、大丈夫？」


玲於「 もうA意外好きになるとかあり得ないと思うし。俺らは運命なんだよきっと 」






確かにこんなにも 偶然が重なって

運命に引き合わされた私達なら



この先、何があっても

私たちは壊れない気がするの






「 私も、もう玲於くんしか見えてないよ 」


玲於「 あ、言ったな？俺がイケメン俳優家に連れて来ても目移りしないって約束できる？」


「 あ、もしかして杉下くん？」


玲於「 … 知ってんの？」



「 うん、わりと好き 」


玲於「 あ、もう連れてくんのやめよ 」







ねえ、玲於くん？


私が貴方のことをどれだけ好きか知ってる？




もうね、言葉になんて表せないくらい
大好きで … 愛しくて仕方がないよ。

どんなに変顔がブサイクでも。ちょっとヲタクっぽい趣味があっても

変なプリントのTシャツ着てても

綺麗な女優さんに鼻の下伸ばしてても



全部全部、許しちゃうくらい大好きなの





それは、玲於くんの言ってた

相手を理解するって事なんじゃないかな？






「 うそうそ、玲於くんが1番かっこいいし。1番大好きだよ 」


玲於「 お前、それはずるい 」


「 だって本当のことだもん 」







“ 玲於くんが、私の事99℃好きなんだとしたら

私は100℃好きな自信あるよ ”


そう言ったら、“ 俺も100℃だし。沸騰する ” なんて玲於くんは言ったね






玲於「 ねえ、A。」


「 なぁに？」


玲於「 一回しか言わないから、よく聞いて？」






例えどんな温度差があっても、またゼロからやり直せばいい

沸騰しちゃうほど、貴方のことを




“ 愛してる ”









始まりは、お隣さん

今は、お向かいさん


いつかは 貴方と同じ部屋で







温度差℃



fin




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