97℃ ページ47
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今から行く、ってどこに?
そう聞けば「お前ん家」なんて言う玲於くん。
頭の中にハテナがいっぱい浮かんで
そこを動くな、って言われたからとりあえずその場でフリーズした
玲於くん、私の家知ってるの?
なんで?まさか私のストーカーはじめたの?
なんて意味わかんないこと考えてたら
「 A!」って後ろから呼ばれた
振り返ったら、玲於くんにそっくりな
いや、っていうかホンモノの玲於くんが居て。
相変わらずちょっと派手なアウターを着ている
玲於「 迎えに来たよ 」
「 … な、んで?玲於くん、私の家 … っ 」
ビックリしたのと、嬉しいのと色んな感情が混ざっちゃって
急に泣けて来た 口押さえて必死に我慢してたら
いつもみたいに “ 泣き虫だな〜ホント “ って
その場で抱き締められた
久しぶりの玲於くんの香り
やっぱりがっしりしてる筋肉
ずっとずっと逢いたかった人が今、目の前にいる
玲於「 … 色々聞きたいことありそうだから、部屋でゆっくり話そ?」
「 うん、玲於くん … お家、こっちだよ 」
玲於「 もしかして角部屋?」
「 うん、そう。やっぱり玲於くん私の家知ってたの?」
玲於「 いや、今知ったばっかり 」
「 ふふ、なにそれ 」
…
この部屋に誰かを招くのは、玲於くんが初めて
私の家なのに「ただいま」って入ってきて来るところも玲於くんらしい
玲於「 驚かずに聞いて欲しいんだけどさ 」
「 うん?」
玲於「 俺の家、向かいの角部屋。」
「 え!うそっ!東棟?」
玲於「 うん、しかも7階。真向かいだね 」
「 えぇ … 全然気付かなかった!」
玲於「 やっぱりお前、俺のストーカーじゃん 」
「 違うもん、玲於くんこそ … っ 」
逢いたかったよ ずっと
こんなに近くに居るなんて知らなかったもん
なんでもっと早く気付かなかったのかな
神様、意地悪しないでよ
玲於「 キスしていい?」
「 … 聞かなくても、して。」
玲於「 それ誘ってんの?」
「 誘ってる、って言ったらどうしてくれる?」
玲於「 もう、明日立てなくしてやる 」
ちゅ、とリップ音立てて 触れるだけのフレンチキスを繰り返す玲於くん
久々の感覚に 全身が熱くなる
二人ともさっきまで外にいたから 唇は冷たいけど
互いの熱で溶かし合う
玲於「 好き、A 」
今日はもう 貴方と一緒に
ドロドロになるまで溶け合いたい
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みずき - 震えるくらいいい話でした!! (2018年2月6日 0時) (レス) id: 2c54f0fef5 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - めっちゃよかったです!新作も頑張ってください! (2018年2月4日 15時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» えびちゃんさんは変だからえびちゃんって呼びますね!えびちゃんのお話これからも楽しみにしてます!!!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - うたはさん» うたはさん、嬉しいコメントありがとうございます!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» 本当に最初から最後まで最高でした!! (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えびちゃん | 作成日時:2018年1月17日 8時