71℃ ページ21
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「 あのね … ？」
玲於「 うん？」
ベッドに二人で寝転びながら、向かい合って話した
今日 事務所に忘れ物を届けに行った事
玲於くんの代わりに、涼太くんが受け取ってくれて
楽屋にも遊びに行ったけど 逢えなかったねって言ったら
玲於「 届けてくれてマジで助かった。ありがとね 」
ってまた頭ぽんぽんしてくれた。
そういえば岩田さんに逢ったよ、って言ったら
それは知らなかったみたいで “ マジで？”って驚いてた
「 でね、帰ろうとした時に玲於くん見かけてね
話しかけようと思ったんだけど … 」
女の子が、玲於くんに抱きついてたこと
2人が仲よさそうにしてたのを見て
私は声を掛けずに帰ってきた、ってこと
それで私は 信じたいのに変な不安ばかり募って
一人で勝手に悩んじゃって
今も、玲於くんの言葉を疑っちゃって苦しくて
気付いたら涙が溢れてた、って伝えた
玲於「 … 嫉妬、してくれてたんだ 」
「 うん、だって … 距離近いし 」
玲於「 ガキの時から知ってるから、あれが普通なんだ。でもほら、あいつ彼氏いるし 」
「 そうなんだ … ごめんね、疑って 」
玲於「 うん、全然心配する事ないから。俺もAしか興味ないし 」
やっぱり、私の勘違いだった
あの時声を掛けてれば その時に分かったかも知れないのに
もしかして元カノかも、なんて余計な妄想膨らませて1人でグズグズ悩んで
拗ねるなんて、ダメダメだなぁ私
玲於「 でも、一個だけ嘘ついた。」
「 嘘？」
玲於「 今日の飲み会そいつも来てた。けど、女の子が一緒って知ったら
Aが嫌な気持ちになるんじゃないかって … 」
“ だから、俺もごめん ” って頭下げて
悪いのは勝手に疑っちゃってた私なのに
不安にさせた俺も悪いから、なんて言って
ごめんねって抱き締めてくれた
玲於「 もう不安にさせるような事、しないから 」
「 大丈夫だよ、もう分かったから」
玲於「 Aは俺の女だって、証明したい 」
「 私はもう、玲於くんの … 」
不意に落ちてきた口付け
今度は止める事なく、私からも重ねてゆく
どんどん深くなってくと
互いの手を握り合って、指を絡ませ合って 吐息感じながらゆっくりと口を開く彼
玲於「 … ねぇ、抱いてもいい？」
彼のモノだって 佐野玲於の女だって証明するには
私はYESと答える以外 選択肢なんてない
彼の言葉に 私は小さく頷いた
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みずき - 震えるくらいいい話でした！！ (2018年2月6日 0時) (
レス) id: 2c54f0fef5 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - めっちゃよかったです！新作も頑張ってください！ (2018年2月4日 15時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» えびちゃんさんは変だからえびちゃんって呼びますね！えびちゃんのお話これからも楽しみにしてます！！！！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - うたはさん» うたはさん、嬉しいコメントありがとうございます！！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» 本当に最初から最後まで最高でした！！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびちゃん
| 作成日時：2018年1月17日 8時
