22話 ページ26
おじいさまにヴァリアー城に遊びに行くことを相談すると、快く承諾してくださった
コヨーテさんをはじめとするおじいさまの守護者の方々には止められてしまったが、おじいさまが説得してくださった
今日はそのヴァリアー城を訪れる日だ
ベルが迎えに来てくださるというので広間で待つ
小さめのキャリーケースを見やる
必要なものは自分が準備するから最低限の荷物でいいと、ベルは言っていたが少し不安だ
私が斜め上を向いて眉をひそめていると表の扉が開いた
「A！わりーな待たせて」
『大丈夫ですよ！全然待っていませんし、まだ約束の時間までありますよ』
私が微笑むと、ベルも歯を見せて笑った
「ししっ♪じゃあ行くか」
『はい！』
荷物をしれっとベルに持たれてしまい、それを取り返そうと攻防を繰り広げながら外の門まで向かう
門前には黒塗りの車とベルと同じ隊服を着た方々がいらっしゃった
ベルが私の荷物をその方々に渡す
「お前らそんじゃあよろしくな」
『初めまして！ふ、冬園Aです！この度はお世話になります！』
私がお辞儀をすると、隊員の方々は少し会釈をして行ってしまった
(き、嫌われてしまったのでしょうか…)
眉を下げ、立ち尽くしていると後ろからベルが背中を押す
「ほら、ぼーっとしてねーで乗った乗った」
『あわわ！はい！』
〜・〜・〜
車に揺られること数十分
目の前には、ボンゴレ城よりも小さいがそれでも立派なお城が佇んでいる
ヴァリアー城だ
周りには木々が生い茂っており、少し不気味な雰囲気だ
「Aー？行くぞ」
『！はい』
ベルに置いて行かれないようにと少し小走りでついていく
初めての場所、不気味な雰囲気、隊員の方々には嫌われてしまっているかもしれない
不安要素がいくつもある
不安な様子がわかったのか、ベルが私の手を取る
「大丈夫だって、王子の客人なんだから堂々としてろよ♪」
『は、はい…』
少し音を立てて扉が開く
場内は落ち着いた雰囲気だが冷たく、寂しい雰囲気がする
キョロキョロと辺りを見回すと、前方の方から派手な格好をしたモヒカン頭の方がやってきた
「あらあ！ベルちゃんおかえりなさい♡」
「うっぜーよオカマ」
(オ、オカマ！？！？)
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海波(プロフ) - Lemonadeさん» ご許可いただきありがとうございます！！作品の方頑張って展開していきますね！この度は本当にありがとうございました！ (2019年7月4日 0時) (
レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - やり方が分からなくて不安でしたが無事見ていただけて良かったです！本当ですか？！是非よろしくお願いします！これからも作品を楽しみにしています！ (2019年7月3日 19時) (レス) id: 242d92c946 (このIDを非表示/違反報告)
海波(プロフ) - Lemonadeさん» わわ！！イラストありがとうございます！！めっちゃくちゃかわいいですね！？！？優しげな青い目！イメージ通りです(T ^ T)もしLemonadeさんがよろしければ、作品の方で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2019年7月3日 0時) (レス) id: c1dcc8993b (このIDを非表示/違反報告)
Lemonade(プロフ) - 主人公ちゃんが可愛くて想像で描いてみました！http://uranai.nosv.org/uploader/common/a/6/8/a6871613ed38166c9696639f2820355b.jpeg (2019年7月3日 0時) (レス) id: 8e4b5ba485 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海波 | 作成日時：2019年6月21日 16時
