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及川さんの話を聞き、
もしやと頭をよぎった夢みたいな仮説が

確証に変わった。



部屋にある雑誌もテレビの内容も、随分懐かしい。


ここは及川さんの部屋らしい。
貼ってあるバレーのポスターも、
ひと昔前のものだ。





色々と気持ちの整理がつかない。

一方の及川さんは、
ベッドに横になっていたら急に人が降ってきたというおかしな状況なのに、
ずっとウキウキしてる。


なんでそんな簡単に受け入れられるんだろう。


じっ…と及川さんを見つめると、
ニコニコしながら「なに?」みたいに見つめ返された。




なんだか悔しいけれど、この顔はやっぱりタイプ。



いつもより幼いその表情。

可愛い…!


もし及川さんが同級生だったら、こんな感じなんだろうな…なんて

「キミさっきから黙ってるけどさぁ、名前教えてよ。」

『え』



もしこれが本当に過去だとしたら、
この時点で私と及川さんはまだ出会っていない。


本当の名前を教えてしまったら
未来が変わったり世界が壊れたりとか
前に映画で見たことある。



『え、えっと…』


バレー…バレー…


『ば』


「え?」


『バボ子』


「ぜってー嘘じゃん!!」


『なんでバレたの!?』


「逆になんでバレないと思ったの…言いたくないんならいいよ」


『ごめんなさい…』


「なんか事情があるんでしょ?」


『はい…』


「敵の追っ手が迫ってるとかね!」



及川さんは本当に私を、魔法少女とか女神だと思ってるの…?


『私…!あの、気付いたらここにいて、詳しいことは言えないんですけど…違う場所から来たっていうか、なんていうか』


「すげー!やっぱり異世界人!?」


『えっと、異世界…ではないと思います。時系列が違うだけで』


「時系列…?ってコトは未来?それとも過去からきたの?」


『それは…言えません』


「なんかすごい!」


及川さんの目が輝く。


『私、他に行くところがなくて』


「分かってるって!それで主人公と一緒に住むことになるんでしょ?」


『え?…主人公??』


「つまり俺!」


いつにも増して及川さんの頭がファンタジーな気がするのは気のせいでしょうか



「えへへ!!これからよろしくっ!」



そう言ってベッドの上で抱きしめられた。

未来と何ら変わらない及川さんのはずなのに…

なんだかいつもと違うような気がした

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作者名:ねむ | 作成日時:2018年4月17日 19時

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