杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ39)

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第39話ページ39

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「図書室は８時に閉まるけど戻らないのか？」

ジョージが「どうした？」とAの顔を見た。

Aはもしかしたらまだ他にあるのではないかと本棚を見ていた。

「あ、君たち確かグリフィンドールの」

そこにハッフルパフ生がやって来て、2人に話しかけた。

「僕セドリック・ディゴリー。そこの棚を見てるってことはこの本を探してると思って」

セドリックはAに本を渡した。
ジョージの古びた本よりもキレイなものだった。

「きみたち有名だからね」

『ジョージはともかく、私が？』

「ああ、うん。密かにね」

『どうして？』

「さあ。そこのジョージに聞いてみれば分かるよ。同じ学年だしね。じゃあまた」

一瞬だけ目線をジョージにやると、セドリックはすぐ戻ってしまった。

ジョージはというと、なんだか気に食わないと言うような顔をしていた。

『ジョージ、こっちの方がいい？』

「ああ。そうさせてもらうよ」

もういないセドリックの進んだ方向を見つめながらジョージが言った。

『さ、いこう』