杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ24)

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第24話ページ24

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「さぁ！気を付けて。
魔法界の中で最も汚れた生き物と戦う術を授けるのが私の役目です。君達はこれまでにない恐ろしい目にあうことでしょう。」

ロックハートの隣の卓上にあるものが揺れた。布がかけられており、中に何がいるかわからないが生き物であることは確かだ。

「だが私がいる限り君達は安全ですぞ。どうか叫ばないようにお願いしたい。こいつらが暴れるから！」

布をさっと取ると、中には大量のピクシーがいた。体は青く、目はよく見ると怖い。
中から手を伸ばし、外に出ようとしている。

「コーンウォール地方のピクシー？ハハハ」

「笑うのは今のうちだフィネガン君。だがピクシーは厄介で危険な小悪魔ですぞ。さぁどう扱うかな？お手並み拝見！」

杖を片手にカゴの扉をロックハートが開けた。

勢いよく飛び出したピクシーは、正面にいたAとハーマイオニーの間を通り抜け、教室中に飛び交った。

「きゃあ！！」

『やめて』

Aの教科書や髪の毛にイタズラするピクシー。
フードからボウトラックルが体を出して抵抗していた。

しかしほとんどの生徒は教室から逃げ出し、気付いてる者はいなかった。