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第19話 ページ19
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『ごめんハーマイオニー。見つからなかった』
「あの2人、どこ行っちゃったのかしら」
『でもジニーがホームまで一緒に来たって言うの。だから迷ったりはしてないはずなんだけど…』
2人は同時にため息をついた。
ふと窓の外を見ると、空中で何かが太陽の光を反射して輝いていた。
『は、ハーマイオニー』
「なに？」
肩をトントンと叩くと、ハーマイオニーは目を細めて外を眺めた。
光を反射していたものは、しばらくして車だと分かった。しかも乗っていたのはあの2人だったのだ。
「あの2人！何をしてるの！」
『ハリーが』
ロンが運転をしており、バランスを崩したのかハリーが車内から放り出されていた。
幸いにも車体にしがみついている。
「この距離じゃ、魔法が届かないわ」
『大丈夫まかせて。ウィンガーディアム・レビオーサ』
列車の窓から身を乗り出すと、Aは杖を取り出して唱えた。杖をヒョイと上へやると、ハリーは車内に投げ込まれた。
『少し荒いけど、落ちるよりはマシよね…？』
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作者名：ランドセル | 作成日時：2021年12月31日 16時
