杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ48)

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第48話ページ48

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ハー「アロホモラ」

例の犬がいる部屋にたどり着くと、4人はおそるおそる部屋に入った。

しかし想像とは違い、部屋の中はきれいなハープの音で満たされておりフラッフィーは心地よさそうに寝ていた。

『誰か私たちより先に、下の扉に入ったのよ』

ハリー「スネイプだ。ハープに魔法をかけたんだ」

「足をどかそう」フラッフィーの足が邪魔をしていて扉を開けることができなかった。
ロンは「えぇ！？」と情けない声を出した。

ハリー「急がなくっちゃ。いくよ。押して！」

4人でやっと前足を退けることができた。
やっとの思いで扉を開けると、中は暗くてよく見えなかった。

ハリー「僕が先に行く。合図するまで降りてこないで。もしも何か起こったら、君たちだけで逃げるんだ。」

すると、ハーマイオニーが何か恐ろしいことに気づいた。

ハー「ねえ、なんだか、とっても静かじゃない？」

『ハープが止まった』

Aはそれが何を意味するか、分かってるのか、ないのか淡々とハーマイオニーの言葉に返した。

次の瞬間、ロンにねっとりとした粘膜が頬についた。それが頭上に顔のあるフラッフィーの唾液だと理解するのにそう時間はかからなかった。

ハリー「跳べ！行け！」

誰が1番最初に中に入るかなんて、もう誰も気にしなかった。