杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ41)

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第41話ページ41

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『ドラコ、怖いの？』

ハグリッドたちと分かれたあと、ドラコは誰が見ても分かるくらい過敏になっていた。

ドラコ「いきなり喋るな！それに、僕が怖がってるって？ふざけたことを」

『そんなに強がる必要ないわ。
暗がりが好きな人なんて、そうそう居ないもの』

Aはそう言うと、ハリーの目も気にせずドラコの手を繋いだ。

ドラコ「だから、僕は怖くなんか」

『そうよね。でも、私が怖いの』

2人はこれが嘘だと分かっていたが、ドラコはもちろんハリーもその手を離そうとはしなかった。

『ハリーも一緒に繋ぎましょう』

ハリー「う、うん」

『これで私たち仲良しね』

ドラコ「バカ言え、僕はポッターと仲良しごっこするつもりはない」

ハリー「僕だって！」

Aを中心にして、ハリーとドラコは口喧嘩を始めた。

それをいいことにAは、両手に繋いでいた手をお互いに繋がせる様にした。

2人はそれに気づいてる様子もなく、Aが前にいるファングの横を歩いてるのを見ると、やっと気づいた。

ドラコ「うわあ！」

ハリー「イタッ」

ドラコがハリーの手を振り払うと、勢いでハリーは転んでしまった。