杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ38)

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第38話ページ38

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『消灯時間過ぎてるのに』

ハー「でも急ぎのことよ」

ハーマイオニーがAにローブを着させて言った。

ハー「それにバレなければ、大丈夫」

『…ハーマイオニー、悪くなったわね』

ハー「さ、行きましょう」

女子寮の階段を降りると、談話室にはロンとハリーがすでに待っていた。

ハリー「よし、来たね。はやく行こう！」

ハリーを筆頭に、グリフィンドール寮を抜け出しハグリッドの小屋へと疾走した。

ノックすると、案の定ハグリッドが顔を出した。

ハリー「ハグリッド！」

ハグリッド「あぁ、悪いな。今日はお前さんらと遊んでる暇はないんだ。じゃあな」

ハグリッドは以外にも冷たく扉を閉めた。

しかし4人が同時に「賢者の石のことだよ！」と勢いよく言うと「何？」と一行を中入れた。

ハリー「スネイプが盗もうとしている。」

ハグリッド「スネイプ？バカ言え、まだ疑ぐってるのか？」

ハリー「本当に石を狙ってるんだよ！何故だか知らないけど。」

その発言に対して、まだAは納得の行かなそうな顔をしていたが、グッと堪えてことを進めようとした。

ハグリッド「スネイプは石を守ってる先生の一人だ。盗んだりするわけなかろう。」

ハリー「なんだって？"先生の一人"って？」

『何人かの人があの石を守ってるのでしょう？呪文や魔法をかけて。』

ハグリッド「そういうこと。
まぁフラッフィーがいりゃ大丈夫だな。あれをなだめられるのは俺とダンブルドアだけだ。いけねぇ、これも内緒だった」

すると暖炉で熱していた大きな釜から、不思議な音がした。それに気が付いたハグリッドはミトンを手につけて釜の中へ手を入れた。

中からはピカピカとした球体が出てきた。