杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ24)

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第24話ページ24

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『それで、ハーマイオニーは謝ったの？』

ハー「えっと、まだよ」

フリットウィック先生の授業が終わり、ロンとハリーたちが先に行ってしまったあと、私は言った。

ハー「でも、ロンにはさっき呪文を教えてあげたわ」

『そうだけどね、ロン少しいじけてたし。
2人は先に行ったけど、今からならまだ間に合うと思うよ』

ハーマイオニーは一息つくと、意を決したように早歩きでハリーたちのいる集団へ向かった。
「Aは後ろで見守ってて」とのことだった。

ドラコ「やあA、さっきの授業はどうだった？」

『ああドラコ。うんそうね…普通よ』

私が1人になると、ドラコが話しかけてきた。

申し訳ないけど、ハーマイオニーがこれから謝るという時に少しやめてほしい。

ドラコ「僕は呪文を声に出さなくても浮いたんだ。
すごいだろ？その一回だったけどな」

ドラコ、多分それは私のせいなんだよ。

しかしハーマイオニーが気になっていた私は、ドラコの話をちゃんと聞かずに、うなずくだけだった。

ドラコ「おい、聞いてるのか？どこを見てるんだ。
ああ、あのダサいポッターか？それとも…」

『うんそうだねドラコ、ごめん私行かなくちゃ』

ドラコ「おい！」

なぜか謝りに行ったはずのハーマイオニーが、泣いているのだ。

ハリーたちは何を言ったのだろうか。
どちらにしろ、ハーマイオニーが走って行ってしまったので追いかけた。