杖に魅いる【ハリーポッター】 (ページ2)

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第2話　賢者の石編ページ2

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オリバンダーの店。

世界最高の杖職人とも言われている、ギャリック・オリバンダーが経営する店だ。

そしてそこに、ハリー・ポッターがやってきた。

ハリー「あのー…こんにちはー」

慣れない環境の中、見知らぬ店に1人入ったハリーは恐る恐るか細い声で声をかけた。

『いらっしゃい』

ハリー「ど、どうも」

そんなハリーの声に反応したのは、同い年くらいの女の子だった。

端にある階段に座りながら、自身の腕より分厚そうな本を読んでいるようだった。

ハリー「あ、僕…その、杖を探しに来たんだ。」

『言わなくても。杖を購入する以外に訪れる人はそうそういないわ』

そう言うと、その少女はホワイトブロンドの髪をなびかせて階段を降りた。

長い前髪が邪魔そうに揺れている。

『ギャリックさん！お客さん』

奥に呼びかけると、ハシゴに乗ったまま老人が移動して来た。

オリバンダー「いつ会えるのかと楽しみにしていましたよ、ポッターさん」

ハシゴを降りると、ハリーに一方的に話しかけながらことを進めるオリバンダー。

ハリーに杖を持たせるものの、相性が良くないのか店のあちこちを荒らしていった。