あの国擬人化２【ヘタリア】

第4話 ページ4

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フランス「あれ、もしかしてデート中？」




あからさまな声色に、イギリスはフランスが何をしたいのか察した。




『イギリスさんの、友人ですか…？』


イギリス「えっいや、こいつは」


フランス「そう、そう！俺たち昔からの知り合いでさ」




仲良さげに肩を組んできたフランスに、イギリスは嫌な顔をしていたが、何も言えなかった。




フランス「俺はフランス。お姉さん、名前は？」


『ノースメイア＝Aと言います。』




お互い名前を言うと、イギリスが「離せよ」と組んでいた腕を退けた。




イギリス「A、知ってるかもしれないが、こいつも国だ」


『ああ、あのフランスさんでしたか。』


フランス「え、なになにー。お兄さんの事、事前に調べてたかんじ？」


『イギリスさんが、髭面で、無駄に服に気を遣う変態だって言ってました』




悪気なく言うと、フランスはイギリスを苦笑いしながら睨みつけた。




『…でも、フランスさん、思っていたよりずっと素敵な方ですね』


フランス「えっ、あ、そう…かな」


『よければ3人でゆっくりお茶しません？
2人からもっと、楽しい話を聞きたいです』




不覚にも、Aの笑顔にドキッとしたフランス。

イギリスはつまらなそうな顔をしたまま、Aの隣に座ろうとしたフランスを、自分の隣へ置いた。

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