37振り ページ37
私に語りかけた声の主が、突如暗闇の中から飛び出し、脱兎の如く凄まじい攻撃を飛ばした。
私は咄嗟の思いでそれを避けたが、更に鋭い淀みを含んだ攻撃が繰り出される。
太宰「燭台切、光忠に…鶴丸…国永…______!?」
______これが在りし日の探偵社でもよく耳にした、『堕ちる』と言うものなのだろうか。
私の前に悠然と立つ鶴丸国永の姿は、異様なほどに“黒かった”。
本来純白であるはずの衣装が、闇のように真っ黒なのだ。
鶴丸「ハハッ、驚いたかァ?」
太宰「…君、ここに配属された審神者を何人殺 した?」
かなりの数であろう。
何せ、この騒動の元凶を殺 した蜻蛉切は“ まだ堕ちていなかった。”
まああの性格故かも知れないが。
鶴丸「君は知っているかい?ここに今まで配属された審神者の数を」
太宰「あぁ。確か16人だった筈だ。」
鶴丸「その1/4を殺 した。」
…4人か。
燭台切「今のを聞いてわかったでしょ?こちとら早く方つけないとカッコよく決まらないんだよねッ…!!」
そう言って二振りが私に向かってくる。
愛染「…おさっ…離せっ…」
太鼓鐘「諦めろって!お前はここでみっちゃんと鶴さんの派手に返り血浴びる姿を見とけって!
…そうしたら今お前が見てる夢も覚めるから。」
一瞬だった。
私が喉笛を掻っ切られる寸前、ふと頭に浮かんだ確証のない考えが、一気に脳に血を送り込んだ。
_________もう、これしかない。
そして勢いよく息を吸い込み、叫ぶ。
太宰「____異能力『人間失格』ッ!!」
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芥川さん芥川先生大好きハァト?(?´▽`?)(プロフ) - 太宰さんが太宰さんじゃなくなって太宰さん(?)になってる!(?) (2022年3月21日 6時) (レス) @page11 id: e045e2365d (このIDを非表示/違反報告)
水南まや - 桜咲月菜は殺戮の天使にハマった()さん» ありがとうございます!!中々更新速度が遅い作品ですが、今後とも是非見にきてやってください(;∀;) (2019年8月12日 0時) (レス) id: fcbae15d10 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜は殺戮の天使にハマった() - この発想は無かった!真逆太宰さんがさにわ(漢字わからん)になるとは……とても面白いです!!更新頑張ってくださいね!!! (2019年8月10日 15時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
水南まや - 紫羅那@お絵描き部さん» ありがとうございます!!清光の可愛さに太宰さんやゴーゴリくんも悶えてました実は。(( (2019年8月5日 11時) (レス) id: a6f8085b91 (このIDを非表示/違反報告)
紫羅那@お絵描き部(プロフ) - 清光が可愛い!応援してますね! (2019年7月28日 15時) (レス) id: f96d08df4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水南まや | 作成日時:2019年2月15日 20時