33振り ページ33
〜再び太宰side〜
加州の情報によると、次は伊達組がいるらしい。
…厄介なのは、"鶴丸国永"。
あの刀はずる賢いが故に、頭がいい。
何より、まだ知らない本丸の仕組みを使って来られるとさすがに私も手が出ない。
もう少し仲間の刀剣男士達にも休ませてやりたいからなぁ…
秋田「どうしたのですか?主君」
そう言ってコテンと首を傾げる秋田。可愛い。←
太宰「あぁ、これから君たちには安全なところで休んでもらう。」
一期「何から何まで…有難うございます」
太宰「…んじゃゴーゴリくんお願いね」
そして先程と同じ一連を繰り返し(どこか違うといえばゴーゴリくんがさらに悶えてたことくらい)、安全室に送る。
…少し私も様子を見に行ってみよう。
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加州「おぉぉおおおおおおさあああああああああああああああぁぁぁむぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうううっ!!」
マントを潜った瞬間、これでもかと言うほどの勢いで加州に抱きつかれる。
あ、そうだった。
粟田口の刀たちに本名で呼んでいいことを教える。
若干戸惑ったり、心配してくれる刀もいたが、なんだかんだ了承してくれた。
大和守「もー心配したんだから。清光が『大丈夫かな…大丈夫かな…』ってずーっとこの部屋の中彷徨いてたんだよ?」
加州「ちょっと安定…!」
太宰「そうだったのかい。ごめんね」
さらに抱きつく力を強めてくる加州の頭を撫でてあげる。
すると加州は急に桜吹雪を沢山舞い散らして、また顔をぐりぐり押し付けてきた。
森「ああ、来ていたんだね太宰くん。」
太宰「森さん久しぶり。この子達がお世話になってます」
森「君はお母さんになったのかい?」←
太宰「はっ倒しますよ?」←
森「まぁ礼には及ばないよ。…所で、お世話に"なってます"というのは…」
太宰「えぇ、まだ来ますよ?」
そう言うと少し森さんは苦笑した。
太宰「…何か問題でも?」
森「いやぁ何も…ナイヨ?」
そう言うと森さんは徐々に私に近づいてきて、耳打ちをした。
森「君は刀剣男士の存在が門外不出ということは知っているね?
実はね、これ以上入ってしまったらうちの組織の黒服にバレてしまう可能性があるのだよ。」
太宰「…なぁんだ。そんなことですか。なら…
"常に先手が勝つ"方法で、森さんなら出来るでしょう?」
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芥川さん芥川先生大好きハァト?(?´▽`?)(プロフ) - 太宰さんが太宰さんじゃなくなって太宰さん(?)になってる!(?) (2022年3月21日 6時) (レス) @page11 id: e045e2365d (このIDを非表示/違反報告)
水南まや - 桜咲月菜は殺戮の天使にハマった()さん» ありがとうございます!!中々更新速度が遅い作品ですが、今後とも是非見にきてやってください(;∀;) (2019年8月12日 0時) (レス) id: fcbae15d10 (このIDを非表示/違反報告)
桜咲月菜は殺戮の天使にハマった() - この発想は無かった!真逆太宰さんがさにわ(漢字わからん)になるとは……とても面白いです!!更新頑張ってくださいね!!! (2019年8月10日 15時) (レス) id: 1276fff981 (このIDを非表示/違反報告)
水南まや - 紫羅那@お絵描き部さん» ありがとうございます!!清光の可愛さに太宰さんやゴーゴリくんも悶えてました実は。(( (2019年8月5日 11時) (レス) id: a6f8085b91 (このIDを非表示/違反報告)
紫羅那@お絵描き部(プロフ) - 清光が可愛い!応援してますね! (2019年7月28日 15時) (レス) id: f96d08df4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水南まや | 作成日時:2019年2月15日 20時