織田作私、審神者になるよ。【文スト】【太宰治】【刀剣乱舞】【ブラック本丸】

17振り ページ17

太宰「…分かった。貴方の望み通りにしよう。」


「「「………えぇ！？」」」


愛染「ちょ、太宰さん！！本気かよ！？」


太宰「…唯。貴方に言っておきたいことがある。」


蜻蛉切「…なんだ。」


太宰「貴方が人の姿で生きるのか、死ぬのか。それを決めるのは貴方だ、と言うことを前提に聞いてほしい。





私も…過去に過ちを犯したことがある。

いく年も、いく年も。

その時の私にとって、それで得られた物は確かにあったよ。


そんな幸福も、“人を救う側になった”今になってはバカらしく思える。


昔の私にとって、幸せになるために最善策だった方法は、今の私にとって最善策だった方法とは違う。



誰もが、仲間と自分を守るために必死なんだ。

賢い人でも、バカな人でも、優しい人でも、犯罪者でも。



勿論、過去の自分でも。





誰かの幸せは、誰かの悪。









そんな理不尽な世の中だ、この世界は。




私は、自分が幸せをつかんで尚、誰かの悪を労れる貴方を最後まで誇りに思うよ。








…ここまで聞いて、まだ貴方は死のうと思う？」




私はポートマフィアにいた頃を少し思い出しながら、蜻蛉切の心を溶かしていったつもり。


日本号「うぐっ…おめぇ…すげえなぁ…ｯ」









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