ふくらP妹いるんだって。

ふく妹。 ページ14

福良side


このチョーカーの意味を思い出しながら、愛おしい目で彼女を見る


人と違って何が悪いんだ


見た目が違うのも、性格が違うのと同じじゃないか



なんてことを思いながら…




『………ねぇ、遊。今度は頼ってね』




願いを込めて、そう呟いて、スマートフォンで写真を撮った






河「ただいま」



『お帰り〜ありがとう河村』



結構な量の荷物を持った河村が帰ってくる




河「これがビールで、これがサイダーな。あと、お菓子」




そう、１つずつ出していく




『ほんとありがとう河村…色々と』



そう言うと驚いたように目を丸くしてからフッと笑い



河「気にしないで福良もちゃんと休めよ」



と言われてしまった




まあ、そんなことを話していると、遊の目が開き始めた



「ん、んぅ…？」




『あ、起きた。遊、分かる？大丈夫？』




そう聞くと、少し辺りを見回してからコクリと頷いた




「そんな心配しなくても、ぜんっぜん大丈夫！」



と、笑顔を向けてくれる




河「じゃあ、もうそろそろご飯にしましょ。この時間だと昼食兼夕飯になるけど」





『えっ？もうそんな時間？』




スマホを開くと



17:49



と、書かれていた




その横から遊も僕の手元を見る





「超微妙な時間だね」



『まあ、お腹も空いたしいいんじゃない？』



そう言って、河村が買ってきた袋に手を伸ばした

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