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第5話 ページ7

ゆっくりと目を開けると、そこは見慣れない天井だった。


「起きたか。」


声のした方へ視線を向ける。


「銀時。」


「…よ、久しぶりA。」


彼は相変わらずの笑顔でそう言った。


「ここは?」


「真選組の奴らのとこだよ。お前その傷でよくあいつらから逃げ回ってたなぁ。パンツでも盗んだんか?」


「怪しまれて面倒臭そうだったから逃げただけ。」


「あ、そう。」


そのまま沈黙が続いた。

恐らく銀時は私に聞きたいことが山ほどあるだろう。

でも今はこのザマだ。

遠慮しているらしい。


「なぁ、お前…」


「銀ちゃーん!ちょっと聞いてよー!」


「神楽ちゃん!怪我人がいるからそんな騒いじゃダメだって!」


何やら子供が2人入ってきた。
女の子の方はさっきいた子だ。


「銀ちゃーん、沖田総悟とかいうクソガキがお前は呼んだ覚えない出て行けとか言うネ。ちょっとアイツ一発シめてくれませんか兄貴。」


「お前が自分でやれ。喋り方変わってんぞ。」


「いーやアルー!あいつを私の眼球に映し出したくないネ!」


「んだとぉチャイナ娘ぇ!!」


突然開けられた襖の前にはその沖田総悟という男がすごい形相で立っている。


「ちょっとちょっと。沖田さんまで…。喧嘩なら外でやって下さいよ。」


「黙れよメガぱち。お前なんかメガネ洗浄機で洗われてればいいネ。」


「そーだそーだー。」


「なんなのあんたら?!僕をなんだと思ってるんですか!!」


その後もずっとギャーギャーと騒いでいる。
なんなんだこの状況は。

銀時がその女の子とメガぱちとかいう男の子の名前を教えてくれた。


この3人は一体どんな関係なんだろうか。

分からないけど、銀時のことだ。
きっと今幸せな生活を手にしているんだろう。


それを私が、壊すわけにはいかない。


未だ続いている喧嘩を横目で見ながらゆっくりと立ち上がる。


「待て。お前には聞きたいことがあると言ったろ。」


そう言って入ってきたのは土方コノヤローと……、



「…真選組ではゴリラをペットに飼っているの?」



一瞬にしてその場が静まり返った。

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時々雨(プロフ) - 返信頂けて嬉しいです。ありがとうごさいます!のんびりといつまでも待ちますので、無理なく頑張ってくださいね。楽しみにしてます! (2020年9月10日 1時) (レス) id: 53cd215612 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - 時々雨さん» コメントありがとうございます!続きがなかなか思いつかなくて無理かなぁと思っておりましたが、今回そう言っていただけたのでまたストーリーを考えて頑張っていきたいと思います!時間はかかるかもしれませんが自分なりに作成していこうと思います! (2020年9月8日 21時) (レス) id: 201a018e64 (このIDを非表示/違反報告)
時々雨(プロフ) - コメント失礼します。だんだんと主人公が自分と向き合いはじめ感情に名前がつきはじめ、どうなっていくのかと気になります。続きはない感じでしょうか…?とても気になる内容で是非続きを読んでみたいです! (2020年9月8日 16時) (レス) id: 53cd215612 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - BT21 さん» 面白いと言っていただけて嬉しいです!ありがとうございます! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 6f16964e99 (このIDを非表示/違反報告)
BT21 - 凄い面白いですね松陽先生も出てくるし続き楽しみです更新頑張ってください (2019年9月16日 21時) (レス) id: e3d4fbe2de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユーリ | 作成日時:2018年6月16日 0時

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