Love lesson (ページ34)

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廉side

廉「あいつに何かした？」

平「あいつって？」

廉「いや、今走り去ったあいつに決まっとるやん！」

こいつ、わざと俺に名前言わせたいとしか思えん。
腹立つわぁ。

平「なぁんもしとらんけど？」

廉「ええぇぇ？絶対おかしかったやん！今の！平野の顔見て逃げたやん！」

平「そんな気になるんやったら本人に聞いたら？」

廉「別にぃ？」

平「ただ…永瀬しか知らん事、俺も知っちゃったかもな～」

そう言いながら平野はスキップしそうな勢いで職員室へと消えた。

廉「どーゆ意味や…」

俺しかしらんあいつの事…

海「廉どーしたのぉ？」

廉「いやぁ…あのさ海人、俺しか知らんAの事ってなんかあった？」

海「Aちゃん？えーーーなんだろ？」

海人は暫く考えると「あーーーっ！！」と何か思いついたようだ。

海「あれじゃない？小学校の時Aちゃんが大事にしてたキーホルダーを廉が壊しちゃってーバレないようにボンドでくっつけたじゃん」

廉「そんな事あったっけ？」

海「あったじゃぁん！」

でも俺しか知らんことって言ってたやん。
海人も知ってるからちゃうんかな。
そうやとしても、そんな事知って平野は何が嬉しいんやろ？
わっからんわぁ。