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Aは起床時間に起きれず、神威に起こしてもらったようだった。
『ん...また...』
「おはよ、早く着替えなよ」
『はぁ、寝坊したんだ...』
急いで着替えて、また春雨船内の1日が始まる。
Aが仕事に慣れるにつれてAの仕事量も増え、春雨の仲間と関わることも増えてきた。
Aの寝坊の癖はなかなか治ることはなく、神威が起こしに行くのが日課となっていた。
それに毎日の訓練(という名で神威が暴れるだけ)から団員の中では付き合ってるのか、という疑惑が浮上していた。
2人は恋人とか、そういう関係ではなかった。
現在では親友のようなものだろう。
「嬢ちゃん、この書類団長に頼んでくれねぇか」
『なんで阿伏兎が行かないのさ』
「俺じゃあ聞いてくれそうにないからな、嬢ちゃんならって思ってよ」
『阿伏兎がダメなら私でも聞いてくれないだろうに』
Aは神威の元に書類の束を持っていく。
きっと嫌だだの、めんどくさいだの言って来るのは目に見えていたが。
『団長、この書類のまとめ』
「どうせ阿伏兎に頼まれたんだろ？」
『これは団長の仕事、団長はサボりすぎだって』
「んー...手伝いってことでAがやらない？」
『押しつけはよくない』
「俺もやるから、ちょっとやってくれない？」
『俺もやるからって...まあ、やるなら手伝いはする。ノルマ決めるから、それは絶対やりなよ』
「えー...わかった」
「Aさんだと素直に言うこと聞くよなぁ、団長って」
「副団長の言うことは聞かないのにな。俺らのことなんてもっと聞かないし」
「やっぱりあの2人...」
Aが春雨に慣れてからずっとこの調子だ。
「ねぇ、A」
『仕事終わったら話聞く』
「ケチだなぁ」
『そしたら早く終わらせれるでしょ』
神威の扱いにもAは慣れてきたようだ。
第七師団は戦闘が多い分、船の部品の不具合も多く、修理や他の手続きなどの仕事もある。
やる気が起きない神威をAが面倒を見るようだ。
「もうノルマの分できたよー」
『うん、じゃあ今日は頼まれたのこれで終わり』
「ずっと気になってたんだけど、なんで阿伏兎は名前なのに俺は団長って呼ぶの？」
『うーん、特に理由は無いけどさ…副団長って長いから...？』
「じゃあ俺も名前でいいじゃん、団長の方が長くない？」
『別にいいけど』
「はいじゃあ決まりね、次は訓練行こっか」
『手加減...』
「するわけないだろ？」
まだ、神威の訓練は苦手なようだ。
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ゆう(プロフ) - 雪さん» ご報告ありがとうございます！直しておきました！ (2020年1月28日 22時) (
レス) id: 6c784c5756 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - ちなみに16話の最後から3番目の [ ○○は、よく母から紙を整えられていた]のところです>< (2020年1月7日 20時) (レス) id: 16253bb5bd (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 気になったんですけど、 紙じゃなく髪じゃないですか？ 勘違いだったらすいません。(16話) (2020年1月7日 20時) (レス) id: 16253bb5bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - YUKARI♪さん» ありがとうございますー！！妄想力しかないもので拙い文書ですが... (2019年11月29日 10時) (レス) id: 6c784c5756 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - すごく面白い…どうやったらこんな面白い物が…とにかく！凄い面白かったです！！！ (2019年11月29日 6時) (レス) id: a01ec1bc5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よっちゃん | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月21日 17時
