【刀剣乱舞】役人さんの諸事情 (ページ29)

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２７話一期ページ29

『初めまして、今日から研修生としてお世話になります。よろしくお願いします』

玄関に入ると何振りかの太刀に迎えられて挨拶する

燭「ああ。こんのすけから話は聞いてるよ
よろしく」

この燭台切も他の本丸と変わらない
他の刀も普通すぎる

粟田口には何故か気に入られてしまったし

今はこんのすけと一緒に歩いてる

こ「では研修生様。お荷物をお部屋に」

『はーい。あ、審神者さんと同じ部屋でもいいんですか？』

こ「はい。許可は出ておりますので」

もちろんこんな会話はフリ
変に怪しまれても困るからね。

部屋に入り、霊力で薄いバリアみたいものを作る
これで刀は簡単に入ることはできない。えっへん

ざっと荷物を起き、部屋を見渡す

見た限り、散らかってはないし生活感もある
それじゃ、なんで行方不明なんだろう？

本丸ではこんのすけが審神者は旅行中と言い、それを理解したフリをした

審神者がいないのは全振り知ってるはず
どうしてこんなに普通なんだろう

まだ一日目だし、少しずつ核心に触れていくか

審神者の机を見てみると、まぁまぁ散らかっていた
戦績があったから見てみると、記録が最近だった

それをまじまじ見つめているとき

コンコン

障子を誰かがノックしてきた

『はーい』

障子を開けて廊下に出ると、一期一振がいた

一「初めまして。一期一振と申します
こんのすけからは話を聞いてると思いますが、ただいま主は旅行中でして」

『あぁ、そんな、ご丁寧にありがとうございます』

お互いにペコリとお辞儀する

あ、なんか就職したばかりの頃を思い出す

一「他の刀も集めたので、居間で紹介をしていただきたい」

そう言って微笑む一期一振

『わかりました！』

私も負けじと微笑んだ