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こう話しているうちにも
どんどんキャンディーを舐めたい
欲求が湧いてくる
「あの……淳太」
「ん?」
「そういうことで俺もう大丈夫やから
ほんまありがとうな、じゃあ俺帰るわ」
最後の方は目を見れなかったが
すぐさま立ち上がって玄関に向かう
良かった、後は薬を飲めば……
そう思ったのに
「えっ?!!淳太?!!」
立ち上がった淳太は
あろうことか俺にさらに近づき
あっという間に
俺と淳太はゼロ距離に
元の淳太の匂いと
香水の匂いと
……そんでキャンディー特有の
甘い匂いが鼻に流れ込んできて
理性を保っていられそうにない
「っ、じゅんた、
ほんまに離れて…!」
そう言いながら
淳太を離そうとするも
力強く抱きしめられているようで
その手を離させることができない
そう俺が理性と闘っていると
淳太は甘い声で囁いた
「しげはもう、他のキャンディー
のこと舐めたん?」
「っ、舐めて、ない…
それよりじゅんた、」
「……そっか
じゃあしげ
俺のこと
気の済むまで食べてええよ?」
その瞬間甘い匂いがさらに強くなり
我慢できなくなった俺は
1番匂いが強い、淳太の項に
歯を立てて噛み付いた
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作者名:うーか | 作成日時:2022年8月13日 23時