Sweet honey 【赤×黄】 (ページ4)

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「ん……」

グラグラとする頭を抱えながら
目を開ける

ここどこや

ていうかなんで俺、こんなとこに

そう混乱していた時、

「しげ？目、覚めた？」

その声とともに

さっき嗅いだ甘い匂いが
ブワッと辺りに広がった

なんやこの匂い……

甘い、甘くてたまらん
この匂い

「水あるけど飲む？

それかスポドリとかの方がええ？」

え、淳太？

もしかしてコイツから
こんな甘い匂いしてんの？

新しい香水とか？

「しげ……？」

でもそう淳太が
俺の名前を呟いた途端

心臓がドクン、とはねた

そしてさっきとは桁違いに
甘い匂いが鼻に流れ込んできて

「じゅん、た……ほしい」

「え？なにを……」

あかん欲しくてたまらん

目の前にいるこの
甘そうな

「ちょうだい、じゅんた」

舐めたい、かぶりつきたい
食べ尽くしたい

そんな衝動は止まることはなく＿＿＿

「ちょ、急に起き上がるなって

……え、」

「ごめん、じゅんた」

何か話す淳太の口を遮って
自分の唇を重ねる

あ、甘い甘い

美味しい、なにこれ

「ん、んむっ、はぁ」

「し、しげ？！ちょ、」

舌を絡めとって、口内の
唾液を飲み込む

淳太の唾液は匂いどおり甘くて

甘くて、美味しい

じゅる、じゅる

下品な音をたてながら
その甘さを堪能する

なにこれ、甘い、美味しい

止まらへん＿＿＿

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「いい加減にしろ！！！」