雨色と蛇 �� ページ24
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伊黒 side
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ｶﾞﾗｯ
伊黒「っ、。」
伊之助「……………、。」
出てきたのは、
あのクソ猪。
蜜璃「あら！伊之助くん！」
伊之助「………んだよ。」
お前じゃない。
お前じゃないんだ。
蜜璃「あのね、甘味を持ってきたの。Aちゃんと食べたいんだけれど、いるかしら？」
伊之助「………おう。いるぞ。」
蜜璃「やったぁ！伊之助くん、上がってもいいかしら？」
伊之助「………ん。」
渋々と言わん様子で入り口を開けた猪。
流れるまま、甘露寺に続いて入ろうとしたその時。
ﾊﾟｼｯ
伊之助「………お前は、駄目だ。」
猪に腕を掴まれた。
伊之助「お前は、Aに会わせたくねぇ。」
伊黒「………、。」
蜜璃「い、伊之助くん、！」
焦る甘露寺に、
俺を睨みつける猪。
当たり前だ。お俺なんかが雨倉に会っていいはずが無い。
伊之助「…………何で来たんだよ、。」
伊黒「………お前には、関係ないだろう。」
伊之助「あるに決まってんだろ。ここは俺とAの屋敷だぞ。」
伊黒「っ、。」
分かっていたはずだった。
あの日あの時、蝶屋敷で雨倉をこいつに託した時。
きっと、雨倉はこいつを選ぶだろう。
そんなこと分かっていたはずだった。
伊黒「(くそ、。)」
そうだとしても、
突きつけられた現実は
酷く俺の心をえぐった。
伊之助「………、。」
伊黒「………、。」
睨み合うだけの冷戦状態。
ここまで来たら、もうあとには引けない。
そう思い、俺の腕を掴む、猪の手を引き剥がそうとした、その時だった。
甘露寺「……っあ、！Aちゃん！！」
伊之助「A？！」
伊黒「雨倉っ、、。」
「………？？？？？？」
そこに、雨倉がいた。
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らいく - 4を強く希望します！！全員と絡ませてほしい… (2021年11月18日 23時) (
レス) @page42 id: e0681dd9d0 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫と葛(プロフ) - 3と4が気になります！柱の方は富岡さんで見てみたいです！これからも楽しみに待ってます！ (2021年10月8日 16時) (レス) @page42 id: 7de3012b83 (このIDを非表示/違反報告)
はづき(プロフ) - 3番が気になります！ (2020年12月7日 13時) (レス) id: d53ff93f6b (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 2と5がとても気になります！ (2020年11月3日 19時) (レス) id: a4e0d9fce2 (このIDを非表示/違反報告)
ちよこれいと。 - 初めまして！作者様の丁寧な文章に心躍らせここまで一気に読み進めてしまいました……！時間を忘れてただただお星様だけを押させていただきました！最高すぎます…！雨色ちゃんと伊之助の日常が知れると嬉しいので�´↓い�気になりますが全部みたいです！ (2020年10月31日 8時) (レス) id: f67e6dd4cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2020年3月11日 23時
