ナカノヒトゲノム もう1人実況者がいたら...

DON'T LOOK BACK 8 ページ15

コインが勝手に動き出します。

A「み す 濁点」

アカ「.....水?」


ザク「水が欲しいってことか?」

カリ「多分...」

A「お水...ですか」



ザク「水なら近くの廊下に蛇口があった」

そう言って忍霧さんがコインから指を離そうとすると
カリ「ダメ！！」

ザク「！?」
コインから離れそうになった忍霧さんの手をカリンちゃんが掴みました

カリ「まだ指を離さないで！！
正しい順序で終わらせないと、こっくりさんが帰ってくれずに取り憑かれるわ！！」

A「へーそうなんですか！流石ホラゲーの実況者ですね！」

カリ「いや、これは一般常識でしょ！?」

アン「ねーよ んな常識...」

カリ「ていうか、Aちゃんもホラー脱出ゲーム実況者でしょ！！しっかりしてよ...」

A「いやー...こういう都市伝説的なのはやんないんですよねー...」

と、私達が話していると、
入出さんが「あ」となにか思いついたように言いました。

アカ「お水、そこの花瓶でどうですか？」

A「お！入出さんナイスアイデアです！」

ていうかカリンちゃんに手を掴まれた時から忍霧さん一言も発してないしなんか冷や汗的なのかいてるんですけど…大丈夫ですかね？



そしてこっくりさんの指示通り、私たちは花瓶の水を紙にかけます。

すると、コインが「はい」の所へ移動しました。

アカツキ「お 合ってたみたいですね。」

カリ「な、なんだ...思ったより簡単ね」

A「そうですね...指さえ離さなければ安全に終われそうですね…」
というかさっきからカリンちゃんカタカタ震えてますけど...


ザク「また動くぞ」


そして次にこっくりさんが出した取り換えの条件は…
「トモダチ」

なんかふわふわした感じのが来ましたね...

カリ「...いきなり人生相談っぽくなったわ」

アカツキ「友達いないんですかね...」

A「こっくりさん、大丈夫ですよ！！友達がいないくらい...落ち込まないでください！」

ザク「友人は作るものではない。出来るものだ。」

うあ...忍霧さん厨二病感半端ないですね...(そんなことは口が裂けても言えない)

アン「何語ってんだこいつ」

そして駆堂さんの言葉を引き金に二人の睨み合いが始まります

そして案の定それはカリンちゃんの怒りを買ったようで...

カリ「...ねえ、あんたらいい加減にして。」

と二人は次に喧嘩したらそれこそ呪い殺されてしまいそうな剣幕で怒られたのでした。

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