目黒君は罪深い (ページ5)

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Episode 5 ページ5

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｢目の下のクマ酷いよ？やっぱり昨日…｣

｢っ！？なんでもない！｣

あの後めぐ…、蓮は私を大学へと送ってくれた。

”また連絡するんで”

そう言った彼。
LINEを見てみると”目黒蓮”の名前は既に入っていた。

…こんな事周りの子に知られたらと考えると
寒気が走る。

私、本当に蓮とそういう関係に…？

講義が終わり御手洗へと向かうと共に聞こえてきた。

いや、聞こえてきてしまった。

『目黒君今何人と関係持ってんだろ～。』

『え～？でもこないだ1人関係切れたらしいよ？』

『まじ！？ワンチャン狙えるかな！？』

『でも目黒君自分の気に入った人しか誘わないじゃん。笑』

……そういう事だったんだ。

私は何人もいる中のたった1人に過ぎない。

なんでだろう。私はこういう面倒事に関わりがちだ。

ﾋﾟﾛﾝｯ

目黒蓮A空いてる日教えてよ

スマホに目を向けると彼からのLINEだった。

ここで私が”空いてない”って。
”こんな関係嫌だ”って言えば。

A今週の木曜日なら

…私何やってんだ。

でも。

相手が目黒蓮で良かったなんて思ってしまった自分がいた。