Episode 28 〜終〜 ページ29
・side Tatsuya
相変わらず返信は無かった。
諦め半分でありながら、俺は仕事に全部を注いだ。
2年間待つ覚悟を俺は決めた。
〜2年後〜
岩「…今日？」
「今日ー。」
岩「…。いるといいね。」
「どーだろーねー笑。いないんじゃない？笑」
2年も経つと薄れていた。
Aの存在。
…いや、薄れさせていた。
俺の心に封印していた。
今日あったら俺、また再熱すんのかねー。わら
俺は少しだけ期待を込めてあの公園へと向かった。
駅からあの公園までの道を歩くと色んな記憶が蘇ってきた。
Aと会った日。
Aと過ごした日々。
蘇る記憶と共に俺は走り出した。
いてくれ…。いてくれ…！！
あの公園に着いた俺はただ立ち尽くしていた。
そこにAは
いなかった。
分かっていた。分かっていたのに。
溢れ出る涙が止まらない。
溢れ出る感情はもう止まらない。
あのベンチに座る。
寒い風は俺を打ち付ける。
いると思った。思ってしまった。
やっぱり俺はまだ好きなんだ。
Aが大好きで堪らないんだよ。
俺…どうすれば…。
下を向いて泣いていた時だった。
「ねぇ。君どうしたの？」
あの日と全く同じセリフだった。
「…A…。」
「ごめん。お待たせ。久しぶり。」
「A…！！！」
俺は勢い良くAに抱きついた。
「いきなり消えてごめんね。デビューした辰哉の事ずっと応援してたよ…！あの日、私消えちゃったけど…。ずっと、ずっと忘れられなかった。
私は…辰哉が大好き。」
Aは涙を堪えていた。
俺を強く抱きしめるA。
「俺も…！1回も忘れた事はないよ。ずっと、ずっとAが大好き。今までも、きっとこれからも。ずっとずっと…！Aと一緒にいたい！！！」
「…私もだよ。」
向「ふっかさーーーん！」
「なにー？」
向「なんで結婚式呼んでくれんかったん！？！？」
「メンバー呼ぶとかやだよ笑 それに親戚しか呼んでねーよ。」
佐「俺ら親戚みたいなもんジャーン！！！」
ラ「ずるいよーー！なんでよーー！僕ふっかさんのチュー見たかった！！！」
「いやそこかよ！笑」
岩「ふっか。…ホントおめでとう！」
「…ありがとう。照のおかげだよ。皆もホントありがとね。」
俺は深澤辰哉。アイドル。
結婚相手は一般人の俺の11個下の女の子。
帰れば今日もAが待っている。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 390人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (
レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年4月1日 0時
