Episode 21 ページ22
・side Tatsuya
…まだ10分。
こーゆー時ってまじで時間経つのおせぇ。
いや、てかもう10時半じゃん！？
｢おいもう10時半なんだが！そろそろ帰ってくんね？｣
舘｢もうそんな時間か。｣
阿｢そろそろ帰んないとね。｣
ラ｢やばっ！ママに怒られる汗｣
佐｢やばば！今日から始まるアニメ録画してねぇかも！帰る！！！｣
さっさと帰る準備を俺がさせるなかラウールと佐久間はそそくさと帰って行った。
俺は舘さんに協力を求めとりあえず皆に帰る準備をさせた。翔太と康二はめんどくさいほど酔ってるから阿部ちゃんと舘さんに介護を頼む。
めめは…知らん。
なんせ俺は酔っ払いの介護なんぞしたくないからな！
…というのは冗談で、Aと照が帰ってくるのを待たないと行けない。
別に待たないといけない訳では無いが。
なんかAの保護者として？同居者として？
御出迎え大事。
急いで皆を家から放り出し、さっきまでうるさかった部屋は一瞬で静まりかえった。
アルコールの匂いと俺の香水の匂いが混じりなんとも言えない空気を吸うのが嫌で窓は全開。
そんなこんなであとはAと照の帰りを待つだけ。
何もすることもなく俺は玄関に腰を掛ける。
…はぁ寝みぃ。
考えてみればここ最近は色々あった。
いきなり2人暮らしになるわ、早速メンバーにバレるわ。
普通だったらこんなに変化が大きければどっと疲れるはずなのに、そんなでもない。
Aが来てシンプルに楽しい。
俺の心の穴が埋まった。
…ずっと続けばいいのに。
ｶﾞﾁｬ。
｢ただいま…、って辰哉？｣
｢おーおかえり。｣
やっと帰ったじゃん。
片手にジュースを持ったAと空のプロテインを持った照が帰ってきた。
｢あー…帰って早々悪いんだけどさ。もう10時半だから、照帰ってくんね？他のメンバーはもう帰った。｣
照｢いつの間に？確かにもう遅いしな。｣
｢ごめんなー。また今度ゆっくり飲もう。｣
案外照はすんなり帰る準備をした。
Aは慣れた足取りでリビングに向かい照が持っていたプロテインを受け取り捨てていた。
突然耳元に寄ってきた照は言った。
“悪い子じゃない。けど考えろ。Aは高校生だ。アイドル以前の問題だぞ。“
照はそう言うとAに軽く会釈して俺の家を後にした。
そんなんとっくに気づいてるし分かってるんだ照。
おかしいよな。
俺年上の方が好きなんだけどねぇ。
…なんでだろね。
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Yuu.memesaku(プロフ) - なべふかさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても嬉しいです…！是非最後までご愛読頂けると嬉しいです。 (2020年4月4日 12時) (
レス) id: b878421b1e (このIDを非表示/違反報告)
なべふか - コメント失礼します!!アイドルのふっかと同棲とかもう…!!幸せすぎます!!ありがとうございます!!更新頑張って下さい!! (2020年4月4日 12時) (レス) id: 2b33477f89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yuu.memesaku | 作成日時：2020年4月1日 0時
