【満員御礼】天命の抗争 (ページ1)

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世界観【必読】ページ1

【戦争と王国の建国】
かつて人類は、その当時世界に存在していた魔獣と世界の所有権をめぐって争い、戦争を起こしていた。

長く激しい戦争は何十年にも渡って繰り広げられたが、人間が使うことの出来ない不思議な能力を持った魔獣の猛攻により、人類は敗北寸前まで追い込まれ、状況は絶望的であった。

しかしある日突然、この絶望的な状況は一変する。

追い込まれた人類の前に、突如7業を名乗る7匹の悪魔が現れたのだ。

『もし汝らが強い意思でこの先の人類繁栄を望み、我らの条件の元に血の契約を結ぶと言うのであらば、我らは汝らに味方し、汝らの敵を一匹残らず撃滅することを約束しよう。』

彼らは人類に『自分達の子孫が統制する王国を建国する』事を条件に、戦争に力を貸す事を契約としたのだ。

なぜ彼らがそのような事を引き合いに出したのか、いまだに判明していない。ただ魔獣の猛攻で壊滅寸前だった人類は、その条件を二つ返事で了承した。

悪魔の力は絶大で、戦況はあっという間に逆転。西暦ＸＸに最後の魔獣１匹が抹殺され、長きに渡った戦争に終止符が打たれたのだった。

復興を遂げた人類は悪魔達の契約に従って１つの王国を建国し、その後彼らが産み落とした7人の子供を国の最高権力者とした。

結果、この王国は未来永劫に発展する大きな国となった。

【建国後】
多くの人はこの王国を神の国として称え、権力者達を神の一族として崇めていた。

しかしその王国の中で、ただ一人だけ権力者達が支配する国を変えようとしていた人物がいた。

Dr.Yと呼ばれる科学者だ。

Yは長い年月をかけて、不思議な力を持った権力者達と同等かそれ以上の力を持った改造人間を作成しようとした。

残念ながら結果的に彼の子供達は目覚める事なく、長きに渡って王国の兵士に追われ続け、蔑まれ続けたYは病床に伏して亡くなってしまった。

権力者はその後Yの作り上げた子供達を回収するために部隊を派遣したが、何故か眠っているはずの子供達はどこにも見当たらなかったと言う。

それから150年後……。

彼らは予想しただろうか。

眠っていたはずの子供達が目覚め、Yの命令の元に7業の支配を終わらせに動き出した事を……。