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人は多少でもイレギュラーな事が起こると、普段当たり前に出来ていた事にも少なからず支障が出てしまうらしい。
人並みに出来る料理も、今日はいつもより手際が悪く、手元がおぼつかなかった気がする。いくつかのプロセスを同時に進行していると、妙に上手くいかない。
…いやいや、冷静沈着Aちゃんだぞ。
あんな事で動揺して、務めに支障を出してどうする。
「なぁA。今日のドレッシング何か味が濃くないか？」
『っっっえ』
私の気のせいかー？と頬を膨らませてサラダをﾓｸﾞﾓｸﾞするペローナ様。
普段だったら「あぁ可愛い手籠めにしたい卍」とか思うだけだけど、(おまわりさん)
今はその前後の言葉が胸にグサりと刺さる。
『本当ですか？うっわ申し訳ございません今すぐ作り直して…』
さっきの事もあってなのか、焦って勢いよくバッと席を立つと、ここからは少し遠いキッチンに戻ろうと踵を返して一歩踏み出す。
するとふいに右腕を何かに掴まれてぴたっと身体が制止した。というか制止させられた。
「わざわざ作り直さなくても、いつも通りだと思うぞ？A。」
『っ…？』
振り返ると、私の腕を掴んでいるのは＿＿少しニヤッと微笑する鷹の目様。
一瞬意味が分からなくて、軽く首をかしげる。
別に突拍子ない事を言われてる訳でもないし、突飛なギャグを言われている訳でもない。
でもなぜか、その向けられた表情も相俟って、理解するまで時間がかかった。
どういう事なんだろう。きっと見間違えか。
…でもそれだけじゃない。妙に感じる謎の違和感。
『…そうでございますか。なら、良かったです』
「うーん。…そうだな。やっぱり私の気のせいか。
まぁ濃くてもAの作ったものはうめェしな」
おぉ、ペローナ様今の顔めっちゃ可愛い。ちょっとカメラ…じゃなくて、
…なんだなんだ。どういう風の吹き回しだ今の。
いや、とりあえず言いたい事はあるけど、顔が良いのが恨めしい。
私はからかいの一種だと適当に片づけて、気紛れに料理を口に運ぶ。
テーブルに並んだ料理の数々。
雰囲気も話し声も三人の顔つきも昨日のままで、メニューだけが違っていた。
…今日の副菜のサラダはいつもと違って、ケールだとかモロヘイヤだとか緑の野菜多めに作ってみたから、彩りがいい。旬も取り入れてるし、何より味はしっかり見たはずだ。
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シュガーブレット(プロフ) - ワンにゃんさん» うっｯ……(温かすぎるコメントに作者絶命) こんな更新速度亀かよぉぉぉ！！あぁん？！(？) みたいな小説にそんなお優しいコメントをくださるなんて…( ;∀;) テスト頑張ります！ありがとうございますぅぅ！(´；ω；｀) (2020年7月13日 19時) (
レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
ワンにゃん - 更新楽しみにまってます！テストでいい点数取れるように頑張ってください！ (2020年7月13日 2時) (レス) id: ef2c77108f (このIDを非表示/違反報告)
シュガーブレット(プロフ) - 龍影雫さん» そそ、そんな優しいお言葉を…！！めちゃめちゃ励みになりますぅうぅぅぅぅぅぅ(迫真) 前回に引き続き、龍影雫様のコメントには頭が上がりません( ;∀;) (2020年6月14日 15時) (レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
龍影雫(プロフ) - 今の時期、学校+更新ってなると色々大変ですよね…分かります。お互い乗り越えていきましょう！ (2020年6月14日 9時) (レス) id: 3ae87b76e5 (このIDを非表示/違反報告)
シュガーブレット(プロフ) - 唐柿煮さん» うわぁっ先輩…！！(ﾟДﾟ;)パイセンにそのような言葉を頂けるなんて嬉しい！(？) ありがとうざございます！ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュガーブレット x他1人 | 作成日時：2020年4月1日 16時
