【おそ松さん】脱出ゲーム

気づいてしまった ページ9

ーー 一松sideーーー


脱出成功…。


こんなしれっとでてきちゃったけど


大丈夫なのかな…。



おそ「お〜い！一松〜！」



一「おそ松兄さん…！皆…！」



そこには、おそ松兄さん、カラ松兄さん、チョロ松兄さんの3人がいた。



おそ「一松、どうやって出てきた…？」



一「え…？兄弟の名前を言えって書いてあって…。」



おそ「お前もか…。」



お前も…？


ってことは、兄さん達も…



一「これ…ひょっとして、全員同じってことないよね…？」



おそ「その確率は高いな…。
けど、なんでお前そんな顔色悪いんだ？」



一「全員同じことが起きていたとしたら…
どうして十四松とトド松は出てこないの…？」




すると、兄さん達は一気に顔の血の気がひいた。



カラ「いや、兄弟の名前なんて忘れる訳がないだろう…。」



チョロ「だとしたら…」



おそ「まさか…っ！」



お互い、死のうとしてる…！？



おそ「そんなの…兄ちゃんに相談してからやれよ…っ

そうすれば…俺が逝ってやったのに…っ！」



チョロ「自分を追い込まないでよ兄さん…。」



おそ「じゃあどうすればいいっていうんだよ！

お前らには長男っつー立場がわからないくせに！

生意気な口きいてんじゃねぇ！」




ゴスッ




カラ松兄さんが、おそ松兄さんのみぞおちを殴った。



おそ「カ…ハッ…

カラ松、お前…

後で…覚えて…ろよ…っ！」



そういって、おそ松兄さんは気絶した。



カラ「兄貴、落ち着いて眠ってろ。

今は十四松とトド松を信じよう。

どっちが死ぬかは、あいつら次第だ…。」



僕は、怖くてなにもできなかった。




十四松…。トド松…。



もういいから…



早く出てきて…っ。




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