【おそ松さん】脱出ゲーム

逝かないで ページ21

ーーおそ松sideーーー


また、気絶してしまった。


というか、あの言葉は何だったのだろう。


一松があんなこと言うわけないよな…


じゃあ、あれは俺の幻聴…？


そう信じたいけどな…


ん……。


なんか光が見え…



おそ「んぁ…ここは…」



何処だここは。


真っ白だ…



チョロ「おそ松…兄さん…？」



！？チョロ松！？




おそ「おい、ここはどこなんだ！？」



チョロ「…………。」



話しかけてもチョロ松は返事をしない。



おそ「返事ぐらいしろよ！」



チョロ「…ゴメンナサイ…」



そう小声で言うと、真っ白な空間は高い崖の上になった。



チョロ松は崖の先端の方に歩いていく。


ギリギリのところまで歩くと、此方を見て笑った。


もう一歩歩くと落ちそうだ。



おそ「…おい。それ以上いくな。落ちるぞ。」



チョロ「さよなら…兄さん…！ありがとう…！」



チョロ松の体が目の前で落ちていく。



おそ「逝くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！

チョロ松ーーーっ！！！

やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」




崖の下でグショというエグい音が聞こえた。



おそ「もうやめてくれ…っ

これ以上弟を失いたくないんだよ…っ」



それからのことは覚えていない。






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