【おそ松さん】脱出ゲーム

幻聴 ページ20

ーー 一松sideーーー


2つめの命令がでた。


これはこれはまためんどうなことで。


首を吊って死ぬ？


そんなの簡単じゃん。


首に紐を掛けて………


いやいや、それはあくまでも普段の生活のときに思うことだろう。


今は、違う。



今、僕には死にたくないという感情がある。


だから、死ねないんだ。


いつもだったら、即座に逝ってただろうな…。


そういえば…おそ松兄さん…。


気絶して起きたけど、大丈夫かな…？


…聞いてみよう。



一「…おそ松兄さん。」



おそ「はぁ？」



…何それ。


呼んだだけなのに。


それはないでしょ。



一「あの…お腹、大丈夫…？

すごい勢いで殴られてたけど…。」



おそ「なんでだよ…っ！」



それ、こっちのセリフだから。


てか、様子おかしくない？


さっきから。




…息荒いよ？


平気なの？



一「ちょ、おそ松兄さ…」



おそ「うぁ…ああ…あああああああああああああああああああああああっ！！！！！！！」



一「！？」



バタン



おそ松兄さんは急に叫んだと思ったら、そのまま地面に倒れた。



チョロ「お、おそ松兄さん！？」



すぐにチョロ松兄さんがかけよった。


それにしても、なんであんなこと…。


何かに…僕の声に怯えているみたいだった…。


もしかして…違う言葉に聞こえてた？


幻聴ってやつ…？


…………。


そうだとしたらなんて聞こえてたんだろ…。







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