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と言いつつも助ける気は全くない。
先生が来れば渋々戻ってくれると思ったからだ。
頭の良い学校に通ってるのにそれだけで中退とか、勉強をした努力を自分から泡にしている事になる。
それでもイケメンを崇拝したいっ！
って思うなら別だけど。
自分の成績に影響は無いから止めはしない。
「…？A…？」
良く聞き慣れた声でポツリと呟き声が聞こえてくる。
「Aじゃん！」
一度目は呼ばれても無視しようと試みたが、二度目であっちから直接ズカズカとこちらへ歩いてくる。
「同じ教科じゃん。言ってくれれば良かったのに」
「いや…あの、…なんかごめんなさい？」
自分の手よりも一回り大きい手で両手を包まれる。
その行動を見た教室にいた人達がざわめき出す。
主に女性先輩。
きんときが、自分の狙ってる人が年下の女の子の手を握ってるんだから。そりゃあそうなる。
「きんさん、この子誰？」
「俺のいもう」
「幼馴染みです」
「さっき妹って言おうとしてなかった？」
「気の所為ではないでしょうか」
きりやん先輩もきんときに釣られてやって来る。
「ね！組も！」
知ってる通り、魔術や実験系は先輩と組まなければならない。
「えっ…と、あのきんとき先輩…他の人とやってはダメでしょうか？」
「駄目！」
「えぇ…」
こうなればきんときは折れてくれない。
きりやん先輩をちらっと見ると、きんときや私を交互に見て爆笑していた。
「…周りの目が痛いです」
小声で近距離の人しか聞こえないぐらいで言えば、きんときはパッと手を離してくれる。
「ごめん、それでいじめられんのやだし…」
「いえいえ、じゃあもう話しかけないでくださいね」
「それは違う」
「何？君ら漫才やってる？」
一切止める気の無さそうなきりやん先輩に溜め息をつきながら元座っていた席に座る。
「後10秒ですよ。チャイムなるまで」
「えっ。やっべ」
一年生は一番下の席。二年生は下から二番目の席、三年生は下から三番目の席。と、学年事の座る席は決まっている。
きりやん先輩ときんときは紺色のネクタイ、二年生なので二番目に座らなければならない。
下から二番目まで10秒で着けるほどのそんな短い距離では無い為、間に合うかどうか。
チャイムと同時に先生が入室してくる。
先生が入ってくる前にはちゃんと席に座れていたよう。
少し安堵しながら授業初めの挨拶を始める。
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作者ねむねむちゃんだお(?)
普通に1時半に投稿しないですよね()
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ゆいな(プロフ) - ナナ(咲海)さん» あのパンダさんみたいにやらk……んん、コメントありがとうございます！読者様も御身体に気をつけてください。 (2022年12月2日 22時) (
レス) id: a2749f031c (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(咲海)(プロフ) - すみません、初めてのコメントこれはやらかしですよね()いつも面白くて見てます!!体に気をつけて更新頑張ってください!! (2022年12月2日 7時) (レス) @page34 id: 3f154df861 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(咲海)(プロフ) - ア…本………ｶｲﾀｲ……(うつった) (2022年12月2日 7時) (レス) @page34 id: 3f154df861 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 紅さん» 初コメありがとうございます！もっと面白いって思ってくれるように邁進いたします！多分 (2022年11月22日 18時) (レス) id: a2749f031c (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2022年11月21日 19時) (レス) @page13 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな | 作成日時：2022年11月18日 17時
