ordinary

lour ページ36

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” ソうタから3件の新着メッセージがあります ”







黒田が作ってくれた朝ごはんを食べ終えて、テレビを見たりでのんびりしてた時ふと画面を開いたらホーム画面に表示された通知。








｢そろそろスーパー行こー｣


｢あ、もう材料ない感じ？｣


｢いや、夫婦っぽいことしたい｣


｢なにそれ｣


｢てか普通に材料もない。行こ。｣









毎朝一緒に登校してる颯太には心配をかけてしまっているだろうと返信しようとしたけど、黒田にはやく！と急かされた事でまた後にすることにした。









｢得意料理なに？｣


｢そんなんない。多分不味いけどいつも頑張って食べてくれてる｣


｢この前星輝めっちゃ自慢げに話してたよ。｣


｢なんて？｣


｢ねえちゃんの料理超えるのない。明日死ぬってなったらねえちゃんの料理全メニュー食べ尽くす、って｣


｢大好きほんとによく出来たさすがうちの子。｣


｢え〜照れちゃう｣


｢は？｣









｢俺超オムライスの気分｣


｢いいね簡単。楽なの選んでくれたじゃん｣


｢あと北京ダック、｣


｢絶対料理名しか知らないでしょ。｣


｢ばれた？｣


｢黙って卵食ってな｣









カッコつけさせて、ってお会計も全部済ませてくれて2つに分けた袋をどちらも持ってくれようとする。






｢流石に1個もつ｣


｢良いって今日の俺はひと味違うの、！！｣


｢2人で分けた方が夫婦っぽくない？｣


｢それはずるいわ｣







俺が持つと言い張るから、顔を覗き込んで夫婦っぽいことしたいんでしょ？と言うと 早く持てと言わんばかりの顔で押し付けてくるあまりにも単純な黒田に笑ってしまう。





｢サボりも悪くないね｣


｢また怒られちゃうや｣


｢明日問い詰められたらなんて言うの？｣


｢腰がとても痛かったです。｣


｢は？馬鹿なの？｣


｢正直に行こうや｣


｢嘘つくの下手くそか、｣









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