帰国してから恐ろしい程愛されてるんですが

もしも入れ換わったら【魔女の家参考】 ページ42

＊ヤンデレ要素を無理矢理入れたので滅茶苦茶です

前の話と同様、新一が被害者

安室さん病気持ちの魔法使い設定

G表現あり

それではどうぞ


･


自分の家を後にし、森の中を突き進む

森奥にある俺の家には、彼が俺を出させないようトラップが仕掛けられていた

でもどれだけ手を使ってもあれは俺の家

脱出なんて簡単だった

ああ、やっぱりこの身体はいいな

病気なんてない、健康な身体

そして、彼女と幸せに暮らしている……

新一君の姿

一人優越感に浸っていると、背後から生々しく気持ち悪い音が聞こえてきた

…まだ諦めてなかったのか


｢…ァガ…ッ……｣

降｢しつこいな｣


俺の腕を掴んでいた下半身のない無惨な姿を払いのけた

さっき通ってきた道は血で赤く染まっていた


降｢いつまで追いかけてくるんだ？

もうすぐその身体は死ぬのに｣

｢…ガぁッ…ぅヴ……うぎェ…｣

降｢“かえして”？

それは無理な話だな

この身体、どこも痛くないから｣


そっと歩み寄り、顔を覗く


降｢一度は俺にくれた身体じゃないか

どうして返す必要があるんだい？

ねぇ？新一君｣


そう、俺は魔法で彼と入れ換わった

だから今目の前にいるのは俺の姿をした新一君

俺が喋って出る声も彼の声だ

逆に彼には口封じに劇薬を飲ませたので声が出ていない


降｢一日だけ交換？そんな約束したかい？

俺の力で閉じ込めたのは驚いたが…無駄だったな

だって俺の家だぞ？俺が殺される訳ないだろう｣


苦しそうにしているものの、まだ死なない

あ、もしかして…


降｢Aの事が気がかりで死ねないか？｣


俺がそう言うと、彼は一瞬たじろいた

彼女の事はよく知っている


降｢美人で愛らしい君の恋人…

心配して手紙までくれる優しい人だろう

そして女性なのに猟師をしている…

自分がいなくなった後の事を心配してるんだな？｣


今まで妬ましかったが、今はとても清々しい


降｢大丈夫だ、俺が新一君の分まで愛して、

愛されてあげるから。だから…｣


死ねよ、と言いかけた時に愛しい彼女の声がした


『新一君！良かった、無事で…怪我はない？』

新｢大丈夫だ、それよりあれ｣


新一君に成りきって、ボロボロの俺の姿を指す

彼はずるりずるりと音をたてながら近づいてくる


｢…ダ…ヅゲ…デ…｣

『！こ、来ないで！』


何も知らない彼女は持っていた銃で彼を撃った


『行こう！』

新｢あぁ｣


彼女に手を引かれて森を出る

やっと一緒になれたな、A…

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