帰国してから恐ろしい程愛されてるんですが

不法侵入者が増えてるような… ページ34

これはある朝の出来事…


『うぅ……まだ眠い……

布団の中から出たくない……

なんかあったなこんな曲……

そしてなんか身動きが取れn…ゑ？』


今の状況をご説明しよう

布団の中で起きる

↓

身動きが取れない

↓

よく見ると誰かに抱き締められてる

↓

目の前に赤井さんの顔


…どーゆーことやねん←

おいおい待て待て！

黒羽先輩に続きお前もさらっと不法侵入すんなよ

それよりもこの人を起こさないと起き上がれない

彼を起こす為に目覚ましビンタをしてやろうと手を上に挙げた時、


赤｢おはようA、目覚めは良いか？｣

『よくありません。あんたのせいで朝からビビりましたよ』

赤｢驚かすつもりはなかったんだがな｣

『帰って下さい』

赤｢何故だ？俺はAのナイトだぞ？｣

『そうだっけ？

でもそれが理由で不法侵入した事を許すと思いますか？』

赤｢Aは朝から元気だな｣

『んなわけないでしょーが！

ほら、早く離して帰って下さい

ゴーホーム！』

赤｢俺は犬じゃないぞ｣


知ってるよそんな事！

頼むから早く帰ってくれ、

気づいてないかもしれないけど結構がっちり抱き締められてて全く動けないんだよ


赤｢だが…｣


少し力が緩くなったかと思えば片手が私の顎を掴んでいた

え、何、怖い


赤｢お前が俺の犬になるのは良いと思うがな｣

『だが断る(即答)』

赤｢今のAには周りに邪魔が多すぎる

安室君やキッドが主にな｣


私からすればあんたらが邪魔だよ

不法侵入するわ涼しい顔でセクハラしてくるわ

愛してるとか結婚しろとか云々言ってくるわ

私は充分迷惑してるんだぞっ！


『それって私悪くないですよね？

あの人達が言い寄ってくるんですから

因みにあんたもそうだぞ赤井さん』

赤｢ほーう…？どうやらAは反抗期のようだな｣


まぁ年頃的に、ね？

それにこんだけヤンデレもどきに囲まれてたら反抗したくなるわ


ｶﾞｼｬﾝ


『ん？何今の音』


首に違和感があるような…

首輪ァ！？


『ちょ、何やってんですか赤井さん！！』

赤｢何って首輪だが？｣

『んなもん見れば分かるわ！どっから出した

外して！！』

赤｢嫌だと言ったら？｣

『嫌なんて認めません外して下さい！』

赤｢そうだな…じゃあAからおはようのキスをしてくれるか？

そしたら外してやる｣


何それハードル高杉

でもこのままも嫌だし仕方なくやった


赤｢ﾌｯ、よくできたな｣


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