とお あまり むっつ ページ17
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「………ぼくと、こうたろう、さん」
思わずそう呟いた。
幸いあちらには聞こえていなかったようで、木兎光太郎さんは何の迷いもなくこっちに歩いてくる。
「起きたか？」
ニッと歯を見せて笑うその姿は、どこか木兎くんと似ている。
……あんまり顔は似てないと思ってたけど、そうでもないのかな。
「俺、アイツ、光輝の父親な！ 木兎光太郎ってんだ！ お前はー……A、だっけ？ ごめん、光輝から聞いた気がすんだけど、忘れちった」
「あ……いえ、あってます。矢嶋です。矢嶋、A」
ふるふる首を振って肯定する。
なんというか、明るい人だなあ……。
「そっかそっか！ 光輝ンとこ戻ったらお前が倒れててさァ、びっくりした！」
「え！ あ、えと、すみませんでした……」
私、倒れちゃったんだ。
まあ予想はついてたけど……きっとこの人が運んでくれだろうなあ。
せっかく親子水入らずで過ごしていたんだろうに、悪いことしちゃったかもしれない。
「軽い熱中症だと思うよお。ここ最近はすっごく暑かったしね。一応熱はかろっか？」
のんびりとした声に目線を上げると、ふんわりとした雰囲気の女の人が立っていた。
もしかして、ここって……。
「ふふふ、木兎と光輝くんが女の子抱えて入ってくるんだから、もうビックリしちゃったあ。ええっとお、矢嶋Aちゃん、だよね？ 明日からここに来るっていう。初めまして、私は白福雪絵。気軽に雪絵先生って呼んでねえ」
白福さんの言葉に、やっぱりと思って辺りを見回す。
ここは、あの施設なんだ。
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麗夢 - 前見た時本当に感動してまた読みに来ました。私が知っている夢小説の中で1番大好きな作品です！ (3月1日 23時) (
レス) @page44 id: 6ebe956d7c (このIDを非表示/違反報告)
にっこり(プロフ) - 感動したやっぱりお父さんって大事だなぁ後光輝君もいいな！ (2021年8月25日 7時) (レス) id: ec120adb39 (このIDを非表示/違反報告)
藍琉(プロフ) - とても感動しました！！！！泣きながら読んでました！この作品に出会えて良かったです！ありがとうございました！！！！ (2020年6月11日 0時) (レス) id: e2f068ce6d (このIDを非表示/違反報告)
芥川とミルクティ - 何度見ても泣きます。もう最後なんか、嗚咽が止まりません。本当に感動する素晴らしい作品です。作者様のとても美しい文章に惹き付けられます。 (2020年3月14日 20時) (レス) id: 9ec8afc8ac (このIDを非表示/違反報告)
哀駒(プロフ) - 完結おめでとうございます^^もう泣きすぎて明日目腫れそうです…w (2020年3月10日 22時) (レス) id: 677b3c59a5 (このIDを非表示/違反報告)
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