携帯恋話 【まふまふ】 【曲パロ】

もしもし＿３ ページ5

電話が終わり、静かになった部屋に時計の秒針が刻む音が鳴り響いた。

今まではあまり気に留めたことがなかったけれど、

こんなにも、針の音って聞こえるものだったけ？



・・・いや、違うか。


さっきの電話で、

「ずっとこの幸せな時間が続いたらいいのに。」

なんてことを思った。

でも、実際はそんなことなんてできなくて、時は止まることなく流れていく。

そのことを秒針が私に伝えてるみたい。


せめて、と一旦気を紛らわすために、テレビをつけた。


・・・でも、ダメだね。

一度気になると、もうずっとそれしか聞こえないや。

なにかの一種の呪いみたい。


・・・・どうすればいいのかな。この音を振り払って、忘れたいのに。




・・・なんだか、真冬くんみたいだな。

真冬くんのことも、忘れてしまえば、嫌いになってしまえばいいのに。

そうすることが全然できなくて。

少し期待をして。でもやっぱりダメで。




＿＿＿＿そんなことの繰り返しだ。



〜＊〜＊〜＊〜＊
２０２０/５/２９

順位がついたみたいです！

191位！読んでくださったみなさん、ありがとうございます！

これからも、この作品をよろしくお願いします( ｀・∀・´)ﾉ

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