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田中「じゃあA、卒業おめでとう！かんぱーい！！」
樹くんの声に続いてたくさんの声が響く。
カチンとグラスを鳴らして、きれいなピンク色を一口。甘くて、しゅわしゅわで、もう一口。
ジェ「おいしーね！俺、これだいすき！」
おかわりください！っておねだりされたほくちゃんが、デレデレで二杯目を注ぐお酒みたいなジュースは風磨くんが届けてくれた。
森本「えー！これめっちゃうまーい！これもー！」
京本「このトマトもやばいよ。」
テーブルの上に並んだごちそうは、全部涼ちゃんと翔ちゃんが持ってきてくれたもの。
高地「デザートもあるんだからほどほどにしとけよ〜。」
冷蔵庫に入っている大きな箱の中身は、ふっか先生とひーくんがオーダーしてくれたケーキ。
お部屋に飾ってあるお花は阿部ちゃん先生とさっくんからで、その他にも大ちゃんや翔先生たちからたくさんお祝いが届いて、びっくりを通り越して言葉が出てこなかった。
北斗「A？食べたいもの取っとかないと、慎太郎が全部食べちゃうよ。…食べられなさそう？」
そう言って心配そうに眉を下げるから、そうじゃないよって慌てて箸を持つ。
「なんか、みんなの気持ちがうれしくて、浸ってた。」
北斗「そ？まあね、お前愛されてるもんね〜。やっと自覚した？」
「ふふ、うん。自覚した。みんなが私のことを想ってくれてるって。ここまで一人じゃこれなかったなって、本当に感謝しなきゃいけない人がたくさんいるって改めて気付けて良かった。」
いつのまにかシーンとしていた空気を察して、から揚げを食べる。
「ん、おいしい！さすが涼ちゃんだね。」
森本「っな！うまいよなー！」
慎ちゃんがグイっと目元をぬぐったのは見なかったふり。
今は恥ずかしいけど、いつかちゃんとありがとうを伝えるから、もう少し待っててほしい。
ジェ「わー！ジョージのケーキだ！」
食後に出てきたケーキは、私たちの好きなおさるがデザインしてあって、ジェシーさんのテンションが急上昇。
切るのはかわいそうっていうジェシーの言葉で、ホールケーキをみんなでつついて食べた。
京本「結局崩れていくんじゃんね。」
ジェシーが勢いよくフォークを刺したせいで半分に割れたおさるの顔に、またまたみんなで大笑いした楽しい夜だった。
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卒業証書を立てかけて、線香をあげる。
空の上で見守ってくれる二人に届きますようにと願いを込めて。
ありがとう。
これからも見守っていてね。
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雅(プロフ) - 更新ありがとうございます！そして、感動をありがとうございます！ (8月16日 19時) (
レス) @page30 id: 7007161c36 (このIDを非表示/違反報告)
結夏(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ほぼ毎日何度も何度も読み直しています！きなりさんのお話大好きです！応援してます！ (8月16日 6時) (レス) @page30 id: 27b7b36f37 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - 数日前からまた1から読み返していたばかりだったので、新しく更新されていてとても驚きました！！すごく嬉しいです🥰これからも無理のない程度に楽しみながらお話をあげてくださると嬉しいです！応援しています🫶 (8月16日 1時) (レス) @page30 id: c72fa43d6e (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - 更新されたこと、とても嬉しいです。ありがとうございます。きなりさんのペースで、また物語を紡いでくれたらと思います。 (8月15日 23時) (レス) @page30 id: 607ec5cd06 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 色々大変でしたね💦更新ありがとうございます😌 (2022年9月26日 23時) (レス) @page20 id: 7007161c36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2022年6月20日 20時
