春のかおり ページ41
春。
3月。
梅雨の次に、私がキライな季節が来た…。
っくしゅん！！くしゅん！
ずびーーっ。
げっほげほ…
田中「こんだけ症状出るとキツイな…ちょっと胸の音聴かせて？」
森本「そんなにこすったら目痛いでしょ。冷たいの当てとこうな〜」
やっとインフルエンザが治ったと思ったら、今度は花粉がやってきた…。
くしゃみも鼻水も止まらないし、目は痒いし、喉はイガイガするし。極めつけは喘息が出る…。
鼻が詰まって、息苦しいから夜も眠れない。
今年は花粉の量が多いみたいで、ジョージの吸入ポーチは常に首から下げて行動しようと自分で思うほどに気管支が敏感で…。
今も聴診器を当てる樹くんの眉間にしわがよってるくらい(笑)…えいえい〜
森本「ぶっ！A、そこ押してもいいもの出てこないよ？(笑)もーっとしわが増えるだけ…ほら〜！」
田中「なーによ、Aさん。ん〜、思ったよりぜーぜー酷いから、ネブライザーしとこっか。」
はい、もくもく吸ってね〜って準備してくれた慎ちゃんの隣に大人しく座る。
高地「Aそのまま。俺にも聴かせて…」
聴診器片手に近寄ってきたこーちの顔も険しくなってなんとなく不安になってたら、とんとんって肩を叩かれて。
隣の慎ちゃんの変顔で吹き出した(笑)
「あはっ！っげほげほ！ぐっ…」
高地「こら！慎太郎！Aも…！」
笑った途端に痰が絡んで、一気に息ができなくなった。
ん゛…ゴホッｸｯゴホ…っ！！
強めに背中を叩かれて、やっと痰を出せた時にはもうぐったり…。
森本「ほんとごめん…！キツかったね…今日Aって家にひとり？ここまで酷いと心配…。」
田中「ん〜、きょもが明けで帰ってくるけど…」
北斗「あいつも今不安定だもんな…」
高地「とりあえず、うちのベッドで休ませとくわ。そっち行くにしてもマスクしなきゃだし、余計具合悪くなっても可哀想だし。」
田中「おっけ。ありがとね…きょもにも伝えとく。」
北斗「うし、じゃあみんな朝飯食べちゃって！そろそろ時間やばいっしょ？」
ほくちゃんの一言で、ささっと朝ごはんを食べた2人はお仕事へ。
私はこーちとほくちゃんと一緒にクリニックに行った。
高地「A〜これ、今日から飲むお薬、朝と夕方1錠ずつ。んでこれが、お鼻にシュッシュするお薬と〜これが目薬でーす。」
クリニックに着いた途端に出てきた盛りだくさんの薬で、ますます春がキライになったんだ…。
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きなり(プロフ) - こころさん» 嬉しいコメントありがとうございます…！！こうして言葉で伝えてくださると、とても励みになります＾＾楽しんでいただけるように、頑張ります。今後もよろしくお願いします！ (2021年9月14日 22時) (
レス) id: d102b3716c (このIDを非表示/違反報告)
こころ - いつも楽しく読ませてもらっています！毎日更新されるのが楽しみです。これからも更新頑張ってください！ (2021年9月13日 21時) (レス) id: b96a3cc535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなり | 作成日時：2021年8月28日 23時
