にじゅうさんわ ページ30
ふう、さっぱりした。
烏間先生にお礼言って、それから………
そんなことを考えながら、私はドアを開けた。
ｶﾞﾁｬｯ
「………………………え」
目の前にいるのは、クラスメイトの赤羽業。
え………
あ、赤羽………？
なんで、ここに………！？
いや、それより私の格好だ。
タオルは巻いているが、体つきや、髪の長さで女だと………
私は今、無表情だが、相当焦っている。
カ「………………………ふぅん」
ﾊﾞﾀﾝ
赤羽は、なぜか驚いた様子はなく、
私の身体を数秒間くらい見てからぼそりと呟き、戸を閉めた。
いや、これはまずい。
出ないわけにもいかないし、怪しまれる。
こうなれば、男装している理由を明かさなければいけない。
気配はまだ感じるから、部屋から出てはいないみたいだが。
まぁ当然問い詰められるだろう。
呟いた赤羽の顔は薄く笑って面白いものを見つけたような顔をしていたから。
私はさらしを巻きながら、どうにかならないかと考える。
こういう時など、頭は回る方だとは思うが、
ほぼ裸をクラスメイトの男子に見られたことの動揺なのだろうか………
カ「ねえまだ？有希
「………ッ」
説明するほかない、か。
私は小さくため息をついた。
_________________________
カ「ふーんなるほど。いろいろあるんだね有希ちゃん。」
「………」
結局、烏間先生と似たように、最低限のことだけは話した。
………はあ。まさか1日に二人も私の秘密を言うことになる、とは。
「というかそのちゃん呼びをやめてくれないか」
カ「えー？俺の前では女の子みたいな喋り方してくれていいのに」
「必要ない」
カ「話だと有希ちゃんも殺し屋なんでしょ？俺もだけどやっぱこのクラス変なやつしかいないよねー殺せんせーに烏間先生にビッチねえさんもだけどさ」
「………そういえば赤羽はなんでここに？」
カ「俺は烏間先生にイタズラでもしよーと思って……あ。それにカルマでいーよ？」
「………」
カ「ねーねー呼んでよ有希ちゃん？」
「………わかった。けど私のことは、その、他の人には」
カ「うん。言わないよ。あ、烏間先生戻ってきそうだから、出よっか。」
カ「まあまあ面白かったね〜。もう一回くらい行きたいね。」
「………ああ」
そして部屋に戻り、寝た。
赤羽………いや、カルマがそれとなく庇ってくれた。
翌日、帰ってから、黒尾組のみんなに質問攻めにされた。
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2k?(プロフ) - 続か…ないｯｯだと！？ (2022年9月7日 19時) (
レス) id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
紫陽(プロフ) - 睡蓮。さん» 作品見てくださって本当にありがとうございます！！全然失礼じゃないです！！ご指摘ありがとうございます！訂正しておきます！ (2021年6月22日 18時) (レス) id: 9a7f6cc631 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮。(プロフ) - あの、大変失礼ですが･･･。「うかい」の漢字は鵜養ではなくて烏養だと思います･･･! (2021年6月13日 17時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
金米糖(プロフ) - ゆっぴーさん» イラスト、見てくださりありがとうございます！更新頑張ってください！ (2020年8月7日 23時) (レス) id: e31feca5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっぴー(プロフ) - はじめまして。作品を見てくださりありがとうございます。金米糖さん。絵を見ました。ありがとうございます (2020年7月29日 0時) (レス) id: 97c763abb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆっぴー&紫陽 | 作成日時：2020年7月15日 20時
