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平野side
目を開けたら、そこにはメンバーの皆＿そして森田くんと山田くんも居た。
俺は、暴行された後にフラフラな身体を動かしてトイレに向かって、カッターの刃を手首に当てた...いつもより深く、ザックリと。そしたら突然、目眩がして.....それから......
ハッとして手首を見ると、むき出しになっていた傷。大事なリストバンドは、海人が持っている。
見られた。どうしよう。
こんなの理解されない。やだ、見捨てないで。変って思わないで。
＿＿もう辛いよ、しんどいよ。
切るの止められない、切らないと落ち着けない。傷が熱くてヒリヒリする、全身痛い、痛いよ....ッ
一気に色々な思いがぶわっと溢れて、息がしんどくなった。身体が震える、涙が零れる。
そしたら『辛かったんでしょ？』
そんな、優しい森田くんの声が聞こえてきた。
山「辛かったんだろ？こんな身体中に傷作られて。ここも、こんなに切って。...もう楽になって良いんだよ？平野＿」
続けて、山田くんの声も。
おずおずと顔をゆっくり上げると、そこには優しく微笑んだ山田くんと森田くん.....メンバーの皆の顔があった。
身体の傷も、手首の傷も、全部もう知られている。
それでも、誰一人として俺を否定している人は居ない＿真正面から全て受け入れてくれている。
『楽になっていい』
後は.....暴力受けている事を、打ち明けるだけ。
おれ、.....いっぱい、頑張った。毎日毎日、怖くても部屋に行って、耐えた。どんなに酷い暴行にも、腕を切りながら、ギリギリの状態で＿＿....。
だから、もうｯ.......
もう、楽に....なりたい＿＿＿
.
.
全てを話し終えると、真っ先に海人に抱き着かれた。
高「しょおッッ...！！ずっと、気付けないでごめん....ッ」
平「......か、ぃ」
岸「もう大丈夫だからなッ...！！大丈夫....ッ」
平「、きし...く....ｯ」
俺の頭を撫でる岸くんの目には、涙が薄らと浮かんでいて＿＿自分の視界も歪んでいくのが分かった。
そんな俺を見て、他のメンバー達の目にも涙が溜まっていく。
森「よく、全部話せた。その3人の事、今からここに呼んでも大丈夫そう？」
平「.....どぅ、して...」
森「平野くんに直接謝罪させたいんだ。白状もして貰って、そのまま警察に届ける」
あの人達が、来る.....。
正直怖いけど、それで地獄の日々がもう終わるんだと思ったら＿＿
縦に、しっかりと頷いた。
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しぃ(プロフ) - りいさん» 無事完結しました！どうだったかな...少しでもご希望通りのお話になっていたら何よりです(´∀｀;) (2019年5月6日 16時) (
レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - しぃさん» 全然大丈夫だよー！書いてくれるだけ嬉しいので(*´∀｀*) (2019年5月5日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - りいさん» そうだね！令和元年も宜しくお願い致します( ´ ▽ ` )ﾉ うわあぁあだだ大丈夫だよっ汗汗。私のアイディア性が欠けてるだけだから...；；お気遣いありがとうございます泣。でもギリギリまでは色々考えてみて、どうしても駄目だったら少し変更して書かさせて頂きます... (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ピアノさん» 長野行くんだね！先生に怒られないように楽しんできてください笑。 (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - 引きこもりなしで喧嘩だけでも全然いいよ！ (2019年5月4日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ
| 作成日時：2019年4月13日 13時
