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永瀬side
紫耀の言葉を聞いて、少しの間何も言えんで固まった。けどちゃんと、伝わって欲しい事は言葉にせなあかん。
永「＿ううん、ちゃう。しょおは悪い子なんかやない、ええ子。お薬飲めんかったの、ちゃんと理由あるもんな」
平「ぅうッ、ｸﾞｽﾞ...ぇもｯ高『大丈夫、大丈夫なんだよ。しょお』
高「どんな理由でももう怒らないし...ちゃんとしょおの事ぜーんぶ受け止めるから、ね？」
俺の言葉だけでは、すぐに納得してくれへんかったけど。
海人の優しい言葉も聞いて、紫耀は静かになった。
何か言ったり泣き喚いたりするんやなくて、ただただ鼻を啜り俯く。
永「.....な、大丈夫。今日はもう疲れたね、このままで寝てまい」
平「ｸﾞｽｯ....、ぅ...」
俺らの言葉を聞いて、紫耀がどう思ったのかは分からん。けど、今ここで返事を促すんもどうかと思うんや。
今はもう、眠りにつかせてやるのがええかな。
ベッドの上でギュっと抱き締めた状態のまんま毛布を引っ張りあげ、背中をトントンとあやすように叩く。
すると、もう体力も眠気も限界やったんすぐにうつらうつらし始めた。
平「......、ぁ、...と...」
永「ん？」
平「....ぃ....ぁ....とぉ....」
そう言い、目をソッと閉じて静かに寝息を立て始めた。
俺の耳が正しければ＿＿
"ありがと"
そう、言ってくれたように聞こえた。
それは海人も同じように聞こえたんか、眠っている紫耀の頭を撫で嬉しそうに笑っておる。
ええんよ、紫耀。
俺らは＿＿次起きた時には
「おはよう」「もう大丈夫」そう、いつもの紫耀で言ってくれるのを信じとるから。
今はゆっくり、休んでぇな。
.
.
平「ぅああぁぁぁぁ！！！」
そんな紫耀の悲鳴で、俺と海人の目は覚めた。
どうやら、腕の中の紫耀が違う意味で顔を真っ赤にさせジタバタ動いているようや。
あ......これ、いつもの紫耀、だよな？
平「やっやっやだやだやだ！！」
永「しょお、危ないからやめや。まだ熱下がりきってへんやろし」
高「しょお！？戻ったの！？」
海人の言葉に紫耀はピタリと止まり、小さく縦に頷いた。
そして、あんなに騒いでジタバタしておったのに....俯き「ごめん」消え入りそうな声でそう言った。
これは、ちょっと元気にさせるには少し時間が掛かりそうやけど.....
何より、紫耀が戻ってきてくれてほんまに良かった。
永「おかえり、紫耀＿＿」
end
後日談▹
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しぃ(プロフ) - りいさん» 無事完結しました！どうだったかな...少しでもご希望通りのお話になっていたら何よりです(´∀｀;) (2019年5月6日 16時) (
レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - しぃさん» 全然大丈夫だよー！書いてくれるだけ嬉しいので(*´∀｀*) (2019年5月5日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - りいさん» そうだね！令和元年も宜しくお願い致します( ´ ▽ ` )ﾉ うわあぁあだだ大丈夫だよっ汗汗。私のアイディア性が欠けてるだけだから...；；お気遣いありがとうございます泣。でもギリギリまでは色々考えてみて、どうしても駄目だったら少し変更して書かさせて頂きます... (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - ピアノさん» 長野行くんだね！先生に怒られないように楽しんできてください笑。 (2019年5月4日 11時) (レス) id: 52f541da79 (このIDを非表示/違反報告)
りい - 引きこもりなしで喧嘩だけでも全然いいよ！ (2019年5月4日 7時) (レス) id: 22c4d8294f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぃ
| 作成日時：2019年4月13日 13時
