誕生日 〜2〜 ページ10
「ありがとうございました」
ケーキを買い、ケーキ屋を出るとまだ、女の姿は見えなかった
「まさか、迷子か…」
俺は、近くにあるスーパーに向かい歩き出した
少しすると男と女の複数人の声が聞こえた
俺は、その声が気になり声がする方へ向かうとそこには、複数人の中にスーパーの袋を持った女の姿があった
「今度は何をやったんだ…」
俺は、呆れながら近づき声を掛けようと思った時
「貴方のお母さん、事故で亡くなったんだってね。それで、大学に行けなくなったなんて、可愛そう」
「まぁ、貧乏な家庭だもんね〜」
「大学に行けなくなったから、お母さんがやってた花屋を継ぐなんてね〜 ドジなアンタには無理でしょ」
「前から思ってたけどアンタなんて、いなくていいのよ。だから「おい、」
俺は、複数人いる中の一番偉そうに喋っている女に傘を向けていた
「これ以上、あの嬢ちゃんに何か言ったら、俺も我慢出来そうにねぇんだけど」
すると、今まで偉そうに喋っていた女は、急に顔を変え
「私達が、何か彼女に失礼な事を言いましたか？」
何もないかのように、俺に話しかけた
「はぁ…こんなバカがいるとはね…」
俺は、複数人の輪の中に入って行き
「嬢ちゃん、帰るぞ」
手を引っ張って連れ出そうとした時
「おい、見られたからには、何もなしで帰らせる訳ねぇだろ？」
一人の男が、俺の前に立った
「道開けてくれねぇーか？邪魔なんだが」
「は？俺に言ってんのか？お前、俺に勝てると思ってんのか？」
男は、俺の言葉が気に障ったのか、腕や首などをポキポキと鳴らしている
「はぁ、めんどくせぇーな。おい、嬢ちゃん」
俺は、女に声を掛けると、女はびっくりしながらも返事をした
「このケーキ、嬢ちゃんの為のケーキなんだから、しっかり持ってろ」
俺は、ケーキが入った袋を女に渡した
「それと、、」
「俺の側から、絶対に離れるなよ。嬢ちゃん、危なっかしいんだから。いいかい？」
そう言うと、女は静かに頷き、俺の服を掴んだ
「んじゃ、誰からでもかかって来いよ？お前さん達」
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小花(プロフ) - すももさん» ありがとうございます！更新は遅いですが、頑張ります！！ (2019年10月9日 23時) (
レス) id: e9dd89ea9e (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - 初めまして！この作品のカイさんがとても好きでいつも見させてもらっています。これからも更新頑張って下さい！ (2019年9月12日 18時) (レス) id: 7515d6207f (このIDを非表示/違反報告)
はる - 頑張ってください！応援してます！ファイト！ (2019年8月15日 23時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
小花(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言ってもらえると嬉しいです！少しずつですが更新頑張りますね！ (2019年8月15日 18時) (レス) id: 357635ecaf (このIDを非表示/違反報告)
はる - とっても面白い作品ですね！カイさんに気になる人がいるとかめっちゃ先が気になります！これからも更新頑張ってください！ (2019年8月15日 10時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小花 | 作成日時：2019年7月30日 1時
